きみはボクらの宝物
小悪魔研究所



 それは無理

本日の担当:SHY

 「キミの要求は底なし」
 何のことかと言うと、知識欲のこと。


 Sizは私の読んでいる本をのぞき込むのが好きだ。
 いつもは私の膝の上に乗っかってきて、身長の高くなった最近では邪魔なことこの上ない。
 仰向けになって読んでいても、すぐ隣りに同じ姿勢で割り込んでくるし、その時は半分に折った座布団まで持って来るという念の入りようだ。
 彼女が興味を持つのは雑誌で、写真を指さして「これは誰?」「これは何?」という質問を繰り返す。
 そして私は可能な限りそれに答えていく。
 先日はサッカーの雑誌を開いていた。
 「これは誰?」
 「デル・ピエロ」
 「これはバッジョだよね〜」
 「そうだね」
 「これは誰?」
 「ルイ・コスタ」

 ...どれくらい、そんなことをしていただろうか。

 「これは誰?」
 「これは...ロイ・マカーイだね」
 「じゃあ、これは?」

↑投票ボタンです 

 答えられない私に、Sizは冷ややかな視線を送ってよこすのだ。

2003年06月12日(木)
初日 最新 目次


My追加