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■ Rinとトトロを見る
本日の担当:銀吟
先週レンタルビデオ店で“となりのトトロ”を借りてきた。 自分はユキリンと違って映画には丸っきり興味がなく、誰でも知っているであろうこの名作についても細かい話の筋はほとんど知らなかった。
今回初めてちゃんとストーリーを見たのだが、これは確かに面白い。 評論家のようにはうまく表現できないが、見ていくうちにだんだんと話に引き込まれ、見終わった後、いいもん見してもらったーと、ちょっぴり幸せな気分にさせてもらえる。 でもどっちかというとトトロよりも猫バスの方が印象強く、題名の割りに意外とトトロの出番が少ないなァ…などと思うのは冷めた大人の悪いところだろうか。
Rinはまだ話の筋など理解できるはずもないが、このビデオがたいそう気に入ったらしく、レンタル中の1週間、毎日最低2回は『トトロ〜!』とせがまれ、その都度じっくり鑑賞していた。 トトロが出る場面になると口を大きくあけてガーっとトトロのまねをしたり、猫バスのように手足をばたつかせてみたり、実に忠実に物まねをする。また、主人公の妹が出てくると『めぇ〜ちゃん』とその子の名前を呼んでみたり、主人公姉妹の面倒を見てくれているおばあさんが出てくると『ばぁ〜ちゃん』を連呼し、終いにはビデオをせがむ時に『ばぁ〜ちゃん』と呼ぶ始末。 ストーリー物など見ても理解できないだろうから、面白くないのでは?と思っていたら、なかなかどうしてRinの琴線にピタリはまったご様子。見終わるとご本人なりに感想を話してくれる。もちろんボクには何を言っているのかサッパリ分からない宇宙語でだが…。
ついこの間まで赤ん坊だったRinが、今やトトロについて熱く語る(?)なんてなんだか想像つかなかったことなので驚いている。よく考えたら風呂あがりのボクにパジャマを差し出してくれたり、自分の好みの洋服を選んだりと、本当にもう一人前だ。 今回のビデオ漬けの毎日で改めて娘の成長を実感した。
しかし、2歳の子供をも興奮させてしまう宮崎 駿作品って今さらながらスゴイ。
2002年06月19日(水)
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