きみはボクらの宝物
小悪魔研究所



 セレブレーション

本日の担当:SHY

 6/1でRinが2歳を迎えた。
 私が彼女と初めて顔合わせしたのは、まだ生まれてから1ヶ月半ほどしか経っていない頃だった。
 彼女を私が抱き、Sizを銀吟が抱いた写真がある。
 その頃から、もう2年だ。
 彼女達の成長はとても早くて、陳腐化した私達のセンスではそれを追いきれない。
 彼女達は親が育てたのではなくて、自分で色々なものを吸収しながら、大人になっていくのだ、と思う。
 ほんの少しの手助けくらいしか、我々に出来ることはない。

 さて、その2歳を迎えたRinに私からのメッセージを今日は書く。

 私は君のパパである銀吟と、高校生の時に出逢った。
 典型的優等生で、何をやらせても器用にこなしてしまう彼を、私は羨んで見ていた。
 初めて家に招かれたときも、今の君の「ばぁば」に温かく迎えてもらって、銀吟が何故そんなに優等生然としているのかを理解した。
 それからもう、10年以上...。

 私は君のママであるユキリンと、結婚する少し前に出逢った。
 銀吟とkinaをそっちのけで、私とユキリンは小説や映画の話しで盛り上がって、とても楽しい時間を過ごした。
 そして、2人が結婚して幸福な家庭を築くであろうことを確信してもいた。
 それからもう、5年以上...。

 君のパパとママは、使い方が全く違う頭を持っているけれど、揃って頭がいい。
 だから、きっと君も頭のいい女性になるだろう。
 頭がいい、というのは決して得なことばかりではない。
 考えなくてもいいようなことを、考えなくてはならない道を歩かねばならないから。
 それでも、きちんと前を向いて歩くこと。

 君のパパはとても器用だけれど、結構損な人生を歩いているかもしれない。
 だから、ママを見習ってスマートな人生を歩けたらいいね。
 飾らない、優しい女性になれたらいいね。

 君のママはとても熱心だけれど、持っている視野は少し狭いかもしれない。
 だから、パパを見習って広く大きくモノが見られるようになれたらいいね。
 落ち着いた、優雅な女性になれたらいいね。

 それは、十分可能なこと。
 君の笑顔はみんなを幸せにするし、みんなが幸せなら君はもっと愛される。
 パパやママのもっているもので、素晴らしいものは全部もらってしまいなさい。
 何が正しいかは、君が自分で決めればいいのだから。

 お誕生日、おめでとう。

2002年06月03日(月)
初日 最新 目次


My追加