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■ 娘に伝えたいこと
本日の担当:ユキリン
私は親から褒められたことも、 抱きしめられた記憶もとんと無い。 うちの両親は、同級生の子の親たちより、年齢がちょっと上 だったこともあってかオープンな愛情表現は皆無。
でも私にとっては、 それがごくごく普通だと思っていた。 だから自分を除いた周囲の子供達は皆「過保護」なんだと、 中学生くらいまでは思いこんでた。
親だから、きっと愛してくれていたんだろうけど…。 それはそうなんだろうけど…。 ハッキリと目に見える愛情が欲しい時もあるんだよね。
「シックス・センス」という映画をご存知でしょうか。 死んだ人が見えてしまうという特殊な能力を持った主人公の少年が、 ストーリーの最後でそのことを母親に打ち明ける。 信じてもらうために、亡くなった「母の母」、 つまり少年の亡きおばあちゃんとの会話をお母さんに話すシーン。
「おかあさんがおばあちゃんのお墓に来て、いつも聞く質問の答えだけど、 『もちろんよ』って言ってる。なんて聞いていたの?」 そこで母親が涙して答えた言葉 「私のこと愛してくれていたの?って」
このシーン。 心に突き刺さった。 私の母は私が18歳の時に亡くなっている。
生きていたら、ケンカも出来るし文句も言える。 でも死んでしまったら、聞きたいことも聞けない。
聞かなくても絶対に確信出来るものを与えたい。 私は絶対に愛されてるって。 子供のこと、本人はもちろん、誰がどう見ても 「愛してる」って分かるように育てたい。
でもこんな私にオープンな愛情表現なんてできるの? 出産前までちょっとした悩みでした。
でもそれは徒労に終わった。 毎日毎日「すきすきー」って抱きしめて、無理やりチュウしてる。 いつのまにか、それが自然になった。 私は私で、私とRinの母子関係を築けばいい。 今のところ、Rinは分かってくれてるみたい。 起き抜けに「ままぁ、っきー(すき)」って言ってくれるようになったから。
2002年05月30日(木)
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