きみはボクらの宝物
小悪魔研究所



 こんなパパで申し訳ない

本日の担当:銀吟

実はボクには悩みがある。

同居の義父、ボクの友人達、そして我が妻ユキリンも、みんなRinと接している時はとても楽しそう。Rinの方も、もちろん楽しいことだろう。
もちろんボクも楽しいのだが、ボクは今ひとつ、楽しい雰囲気に欠けている気がする。だから何となく“Rinもパパといるのがつまらないのではないか”という不安が付きまとう。きっとあんまり楽しくないんだろうなァ。

Rinはいつもユキリンと一緒。
それは母子だし、ユキリンは専業で主婦業をやってもらっているので当り前ではある。でも夫のボクが言うのも何だが、ユキリンは本当にRinと接するのがうまいなあと思う。
先日、収納棚を購入したのだが、その空き箱がRinがすっぽり入るほど大きなダンボールで、それを見たユキリンはせっせと小屋を作り出した。完成した小屋で遊ぶRinは大興奮。
その場にボクはいなかったが、2人して満面の笑顔で楽しく遊んだだろうことは、容易に想像がつく。
さて、ボクはそんな風に出来たであろうか?

ボクは子供の頃から、家族で楽しく過ごしたという記憶があまりない。
家で一人でボーっとテレビを見て1日が終わるという日々が何年も続き、まるっきり頭を使わないでずーっと生きてきた。
そして今、そのツケがまわってきている気がする。

こんな父にもRinは笑顔で駆け寄ってくる。甘えてくる。抱っこをせがむ。
どうしたらRinは喜んでくれるのか。
彼女を見ているだけで何気に涙が出てくる。

2002年05月29日(水)
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