気まぐれ雑記帳。
< 2003年01月14日(火) > 桜乃のBDだよね?(+SS)
・・・。 今日、竜崎桜乃さんの誕生日でなくて? そうかぁーそうかぁー。(勝手に納得) ちゃんと祝っちゃおうかな。 桜リョ話。ちょっとリョ桜風味かな?(だってBDだしな!祝わなきゃ) *** 「桜乃、お誕生日おめでとう!」 「ありがとう、朋ちゃん」 こんにちは、竜崎桜乃です。 今日は…私の13歳の誕生日なの。 誕生日っていっても…なにか特別な変化があるかっていうとそうじゃないんだけど、 やっぱり、特別な日だよね! って、言ってることメチャクチャかなぁ…。 「ところで桜乃、今日…本当にやるの?」 「う、うん…」 そう、実は、今日の私には偉大な計画があるのです! 13歳の門出として… リョーマ君に、こ、告白しますっ! 「頑張ってよね、応援してるからっ」 「うん、ありがと!」 「でも…上手くいっちゃうとそれはそれでまずいわよね…。 じゃあ、私の分もとっといてね!」 「え、えぇぇ!?」 「冗談冗談!ま、精一杯頑張りなさい」 「うん!」 でも、いざやるとなると…いつどこでなにをすればいいんだろ…。 う〜不安だよぅ; 告白なんて…恥ずかしいなぁ。 断られたら…嫌だし…。 ううん、やると決めたらやる!頑張らなきゃ!! 「竜崎」 「ほぇぇ!?」 「なにそこで突っ立ってんの?」 「あ、おはようリョーマ君!!」 「…お前って、人の話し聞かないよね」 「え、えぇぇぇ!?」 あ、あれ? もしかして私またリョーマ君の前でバカしちゃった? うぇーん恥ずかしいよォ! こんな調子で…今日中に言えるのかな、私…はぁ。 ** いつの間にか昼休み。 私は朋ちゃんと屋上でお弁当を食べてるところだけど…。 どうしよう、いつ言おうかな…。 学校の帰り、あ、でもリョーマ君桃城先輩と帰るのかも。 うーん…どうしよぉー…。 「桜乃…桜乃!」 「は、はい!」 「どうしたの、さっきからボーっとしちゃって」 「うん…」 「……リョーマ様のことで悩んでるの?」 「え、それは、そのっ…」 朋ちゃんにはなに隠しても無駄だよね、トホホ。 「私本当に言えるのかなぁ、って思って…」 「…自信ないの?」 「うん…。私ってば、いつも失敗ばかりだし…」 「ダメだよそんなんじゃ!もっと気合いれなきゃ!」 「気合って言われてもぉ…」 「………」 はぁ…どうして私ってこうなんだろ。 いつも…肝心なところでダメなんだもん。 あーあ…なんかすっごい自己嫌悪。 「桜乃、あたし…ちょっとトイレね!」 「うん、分かった」 う〜…どうしよぉ〜……。 ** 朋ちゃん、遅いな…。 あれから15分ぐらい経ってるけど…。 もうすぐ休み時間終わっちゃうよぉ〜。 「…竜崎?」 「え、あ、はいぃ!」 「なにその返事」 「……」 そこに居たのは…太陽が丁度顔と重なって認識できなかったけど、 リョーマ君だった。 ぷっと笑うと、横に座ってきた。 「よっこいしょっと」 「………」 で、でもなんでリョーマ君がここに!? 「珍しいね、リョーマ君が屋上に来るなんて…」 「ん?ああ、小坂田が…」 そっか、朋ちゃん…。 もしかして、トイレ行ったふりして、リョーマ君のこと呼びに言ってくれてたの? 「誕生日なんだって?」 「う、うんっ」 「へぇ……」 リョーマ君は興味なさそうな表情でそれを言ってた。 だから、朋ちゃんに言われて無理矢理行かされてきたと思ってた。 そしたら、リョーマ君はこっちを見てふっと笑うと、言った。 「 "Happy birthday." 」 「………へっ!?」 「じゃ、そういうことで」 「あぁぁ、ちょっと待って!」 私は慌てて立ち上がって行ってしまいそうになったリョーマ君を引き止めた。 だって、突然のことに驚いちゃって…。 英語だなんて……。 発音も綺麗だったし…凄いなあ…。 って、感心してる場合じゃない! 今、言わなきゃ。 心臓がドキドキする。 でも、なんだか今なら言える気がする。 祝ってる貰うだけじゃダメ。 自分で、自分を正面から誇れるようになるために。 「リョーマ君っ!」 「ん?」 『……好きです』 ぎゅっと目を固く瞑って、どれくらい時間が経っただろう。 実際は、数秒なのかもしれないけれど、 私にはすっごくすっごく長く感じた。 その永い時間の後の、リョーマ君の一言。 「 "Me too." 」 「―――」 固まってた空気が、ふっと溶けた感じがした。 目を開くと、リョーマ君は背を向けて「じゃっ」と手を上に掲げて 屋上から出て行くところだった。 心臓の鼓動が、全身に感じられる。 耳に音が聞こえる。 緊張、期待、不安から生まれたそれが、 未だに、喜びと驚きで続いている。 それからもう一つ、彼を想う気持ち。 「う…そ……」 信じられなかった。 勇気を振り絞ってよかったと思った。 私は英語は余り得意じゃないけど、 さっきの言葉ぐらいだったら…意味が分かったから。 「……ふふっ」 一人なのに、思わず笑っちゃった。 だって、嬉しくて仕方がないんだもん。 リョーマ君の、さっきの言葉が浮かぶ、 見てもいないのに、それを言う姿も浮かぶ。 『同じ気持ちだよ』 ――1月14日、竜崎桜乃、13歳の誕生日。 最高の、誕生日プレゼントを貰いました。 *** げげぇっ!意外と長くなっちゃった!!気合入りすぎ? やべぇ…ノーマルとして書いたの初だべ!ありえねぇー! 初めがリョ桜!?考えられん…。 桜リョのつもりで書いてたけど…やっぱとろ子だとリョ桜になっちゃうのかねぇ。(ふぅ) つーか前に書いた大石ドリームに似てると思った。(苦笑) あれも誕生日だったしな!(主人公のってわけじゃないけど) あの主人公性格桜乃に似てるくさいしな…図られた。(図ってません) リョーマって、照れ隠しで英語使ったりするんじゃないかと思うんだ。 でも、自分が帰国子女だってことあんまり人に言わないと思うんだ。 青学のみんなはきっと知らない…と思う。多分。 (きっと桜乃だってスミレちゃんに聞いたけどもう忘れてらい) ってか、別に話と関係ないけどね。(微笑) 朋ちゃん、なんかめちゃくちゃいい人だよ…友情に涙。 というわけで今日は連載のほうはオヤスミ。 (BLオンリーだっ!っていかた済みません。苦笑) |
●かくれんぼ● |