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■ なくしてしまうのダロウカ。6
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ココのあらまし説明をつけてみました。
初めての方・概要を知りたい方などは、
>>コチラからどうぞ。
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アイツからの電話。
もう、発車してしまった電車。 乗っている電車の、 向かう方向は、 アイツが乗る駅とは、 逆方向・・・・・・・・・・。
『・・・もしもし?』
アイツはまだ、駅についてもいなかった。 もうすぐ駅につくんだ、と、ゆった。 アタシはもう電車にのっちゃったよってゆった。 電話してもつながらないから。 乗っちゃったよって。
>>『あぁ。じゃぁ駅で。』
勘違い発生。 アイツは、 仕事帰りにアタシが、 アイツのいる方面への電車にのったと、 勘違いをしたっぽい。
電話をきろうとするアイツに、 あわててコトバをかけた。
『ちがうよ。 何回か電話したけどつながらなかったから、 もう乗ったりしたのかともって。 家にかえるほうにのったの。 だから、』
だから、 そっちにはいけないよ、と。
その時点で、アタシが電車にのってから、 二駅を通過するところだった。 アイツはすこし驚いたように、 自分の勘違いに気づいて、 折り返し電車にのってこないか? という提案をした。 アイツのいるほうへの電車へ。
でも、 二つ目の駅を経過してしまったから。 次でおりてもどっても、 まにあうか、まにあわないか、だ。 しかも、 アイツが出発するまえにアイツのいる駅にまにあっても アイツのいる駅から、 アタシのかえる方向への最終には、 間に合わない可能性が高かった。
『そぉか。。。。。 ぢゃぁ、まぁ、今回はそういうことで。』
あっさりぷっつり、電話はきれる。 ごめんね、はいえたけど、 でもそのきり方に納得はできない。 あからさまに、 はぶてたかすねたか、 怒ったような、最後の声。
ぁぁぁ・・・・・・
いつものアタシなら、 あわててフォローの電話をかけなおす。 『だから、ごめんってばーw』 って。 期限なおしなぁ?しかたないじゃん?って、
窓のそとを見ながら、 ため息をついた。
多分、 アイツは怒ってる。 でも、まぁ、いいた。 もう、いいや。
連絡とろうとしたよ。 見送れるなら。って。 でも、 なんだか連絡すれちがったんだもの。 仕方がない。
ブブブブブ
それから数個の駅を通過したところで、 携帯がまた振動した。
点滅する携帯のランプは、
アイツからの着信をしめす色。
『・・・はぃ?』
すこし疲れていたことが、 態度にですぎていたかもしれない。
>>・・・続く
2003年09月17日(水)
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