|
|
■■■
■■
■ ゆびさき。握りしめた夜。15
+++
ココのあらまし説明をつけてみました。
初めての方・概要を知りたい方などは、
>>コチラからどうぞ。
+++
ただ持ってるだけとはいへ。 逃げても逃げてもあきらめず、 またアタシの足先を握る、 ケイ。
カレに足をさわられることは、うれしいとおもい。 ケイに足をさわられることは、うれしいとはおもえない。
これが、想いの差なんだろーか。
何度が逃げたり握られたりを繰り返した後、 ケイが不意に、
ぎゅっつ と、 今までより強くアタシの足を握った。
・・・・
とても、 『あからさま』だったかもしれない。 あからさまにしようとしたわけじゃない。 とっさにそうなってしまった。
カレは、多分きがついてない。 あたしがびくんと動いたのも、 自分のせいだとおもってるとおもう。
でも、やっぱり。 ケイにはわかっただろうな。
あたしが。 嫌がって逃げたことを。
『嫌がって逃げる』 という状況のなかに、 そこには友情以外のものが含まれる。 『男女』っぽいものがちらつく。 それは避けたかったのに。
言葉ではなにもいわない。 まるで、お互い、 なかったことかのように。 そのまま。 そのまま。
アタシの意識のしすぎなんだろうか。 コタツでごろごろしてたのは、 アタシだけじゃないのに。 アタシにだけ、毛布をだしてくれたケイ。 それはケイらしいジェントルマン行動。 優しいのにね。
ごめんね。
>>続く・・・
2003年03月24日(月)
|
|
|