日記、掲示板のいずれかのキリ番を踏まれた方で
バナー等プレゼント致しますので是非BBSにてご報告下さい!
past will
→ 過去の話。〜諦められない思い |
2000年07月21日(金) |
私は望みが無い片思いを続けていられたのは きっと自分で望みが無いという事を分かっていたからかもしれない。
私が大学2年になったという事は下に1年生が入ったということで うちのサークルにも新入生が入ってきていた。 そして。先輩の回りに新しいコ達が無邪気に群がる様子を見ているのが辛かった。 望みが無いって散々言い聞かせてるくせに、普通にヤキモチ妬くんだから。 私はフラれたけど、彼女たちはもし先輩を好きになって告白したりしたら うまく行く可能性がまだまだあるんだ、と思ったらうらやましかったんだと思う。 あいかわらずつい姿を探してしまう自分がいて、 見つけた先輩の側にいつも同じ新入生の姿を見るようになった。 すぐ気付いた。「付き合ってるかはわからないけど、彼女は先輩が好きなんだな」って。 そして先輩もそんな彼女をイヤだと思ってないだろうな、という事も。 「後輩にしか思えない」そう先輩は私に言ったっけ。 それって「子供っぽい」とかそういう意味なんだろうね。 聞いた事があるから。先輩は大人っぽい人が好きだって。 ・・・私はいつもノーメイクで冗談ばかり言ってて、確かに子供っぽい。 で、気になる彼女は1年生なんだけど、実は三浪していて私より2つも年上らしい。 実際赤の口紅をいつもつけている人だった。 そのうち、私が入ってるサークル以外の人から噂で聞いた。先輩達が付き合ってるらしい事を。 二人は違うサークルでも一緒らしいから。 思い切り嫉妬してる自分がいた。二人を見かけるたびに泣けてきた。 一度車で帰る時に二人にバッタリ会ってしまい、二人笑顔で手を振られた時は 路上運転中涙で運転が危なかった時もあったぐらい、私の精神は不安定な毎日だった。
こうなると、私はなかなかサークルに居辛くなってくる。 そんなに二人一緒にやって来る事はなかったけど、バラバラに来て帰りは一緒、という事が多いのだ。 先輩に会う事だけがサークルの楽しみというわけじゃなく、 他の先輩と話したりコートを一緒にしたり、サトコと練習したりする事も すごく私の中で貴重な時間になってるから、先輩と彼女のツーショットに会いたくないから、という理由だけでは 私のサークルへ向かう足は止める事が出来なかった。 ただ。 サークルの試合があるから、と今までは休んでいたりしたバイトに少し比重がかかり始めていた気がする。 完全に今までだと「サークル>バイト」の方程式が、ここにきて少し変わってきていた。 バイトの友達が増えた事と少しお金を貯めたいと思った事からだと分析。 少し、サークル以外での自分の場所が欲しかったのかもしれない。 今まで1年以上働いてきて、バイトのメンバーと遊んだり飲みに行ったりした事が無かったんだけど それが、高校が一緒だった人と話してバイト後にボーリングに行く事になる。 意外と楽しくて、どうしようもない気持ちを抱えてる自分を忘れる時間が出来たと思った。 皆楽しくていい人で。バイトの時には見えない素顔も見れたりして。 このあたりから私はバイトの人とも積極的に遊びに行くようになった。 確かそれはGWが終わる頃だったと思う。
いろいろな事が実は同時進行だったりする。 藤原さんと会ったり話したりしてる頃、先輩はもう彼女を作っていた。 その存在に気付いていたし、 それも手伝って藤原さんと会っていた気もする。 そして同時に他のバイトの人と遊びに行ったりするようになったのも、 確か2年になったばかりの春頃だったと思う。 私は・・・私なりに必死だったと思う。先輩の代わりになれるものを探していた気がした。 すべて自分中心な行動ばかりだったけど、とにかく本人は必死。 ただ何かをしてる事で考えない方が良い事を考えずに済むから。
そんな思いを知ってか知らないでか。 先輩は前のように優しくて、私をかまってくれる人だった。 だから聞けないでいた。「ハナちゃん(1年生)は彼女なの?」とは。 もう事実に間違い無いんだけど、 本人の口から肯定されるのがイヤだったから。 そんな私も間違いなく「自分」なんだけど もう好きじゃないんだ、と思い込もうとする自分も「自分」なのだ。 思いっきりそんな二人の私がバトってる毎日。 大学2年の春。5月ぐらいの話。
INDEX past will
|