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past will
→ 過去の話。〜藤原さん |
2000年07月20日(木) |
その後私と藤原さんはバイト後にご飯を食べに行ったり 時々電話で話しをしたりして、なんとなく一緒にいる時間も増えた。
・・・私の中では。
藤原さんは一緒にいると楽しいな、程度で 「好き」を超えてくれない「スキ」なまま、話をしていた。
正直、先輩の時にはある「一緒の時間が終わる時の辛さ」とか 「電話がなかなか切れない感覚」というのが藤原さんの時はなかった。 その事に気付いた時は・・・ もう前に思った「藤原さんを好きになれたらいいのに」」という 自分勝手な考えはどこかに行ってしまっていたんだよね・・・。
そして。
また私の中で 「先輩を好きな自分」を自覚させる材料になってしまっていた。 キッカケは間違いなく私から、だったのに。 今は完璧にベクトルが先輩に向き直っているのだからタチが悪い。
そして私の方に確実に歩み寄ってくれている藤原さんに どういう態度でどういう言葉で何を言ったらいいか分からなくて・・・ 私がした事といえば先輩の話しをする事だった(!) 本当はずっと好きな人がいます、という事を話す事だった。 なんというか、すごい自分勝手な女だな、と当時も感じてたハズ。 出来れば「友達」として藤原さんとは仲良くいたかったから 二人の関係を「恋愛モード」にもって行きたくなかったのだ。
そう、私が一方的にそう思ってたのに。 彼は1ヶ月以上悩んでから私に「好きだ」と言ってくれた。 困ったけど・・・やっぱり嬉しかった。 でも、次の瞬間に「私の好きな人が藤原さんだったら良かったのに」と思った自分が素直な私だった。
「今すぐに返事は要らない。少し考えて欲しい」と言った彼を直視できなかった。
好きになってくれてありがとう。本当にそう思う。 だけど、私はまだ叶わない思いを持ち続けていたんだよね。
悩んだフリだった。家に帰る車の中、私は考えてるフリをしてた。 どんなに考えたって 先輩じゃない藤原さんにオーケーを出せるわけがなかったのに 私は「少し考えて」と言った藤原さんの言葉を正面から受け止めていた。
受け止めて・・・困ったフリをしていただけだった。
その時は必死で。 どうやってこの気持ちを藤原さんに伝えたらいいのか、考えてた。
サークルの友達・サトコにも相談した。 その時彼女に「でももう答え出てるんじゃない?」って言われた。 「カオリ(HN:私)は今でもガクさん(先輩)の事が好きなんでしょ?」って。
わかってるんだね、私のココロを彼女の方が(苦笑)
まさにそのとおりで、彼女に言われて自分でも気付いたぐらい。 本当はそう思っていた自分の気持ちを押してもらった気分だった。 私はその2日後ぐらいに電話で「ごめんなさい」と藤原さんに告げた。 「話した事があるとおり、フラれたけどまだその人の事好きなんです」と気持ちを伝えた。
それからしばらくしてから藤原さんはバイトを止めてしまった。 彼は大学3年ということもあり、研究が忙しくなったからと噂で聞いたけど。 私はそれ以来彼と会う事はなかった。
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