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付き合って今年で9年目になる、私とヨウ。
2年同棲後3年前より遠距離恋愛・・・戸惑う毎日です。

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→ 過去の話。3 2000年07月19日(水)

大学2年になりました。
私は4月生まれな為にすぐに20歳になるというのに
全然何も大人になって無い気がしました。
気持ちも全く変わらない自分がいたし。
自分で何の為の告白だったんだろう、とすら思えてならなかった。
そりゃ、「先輩の彼女」になれればいいな、と思ったわけだけど
最初にも書いたとおり、私は自分に全然自信が無い女です。
容姿に自信がある人がうらやましくてしょうがない!ってタイプ。
だから告白してうまく行く、なんてほとんど思って無かったけど
どうしても気持ちを抑えているのが辛くて辛くて。
吐き出してしまいたかった。そしてスッキリしたかった。
そうすれば、彼への想いで悩んだり傷ついたりすることなく
穏やかな毎日が過せるんじゃないかと、とも思った。
のに、なにも変わってない。いつも彼が中心の毎日。
学校で姿を探し、似ている声をすぐ耳はキャッチするし
サークルにも相変わらずほぼ皆勤賞並みに出席。・・・変わってない。
ひとつ言えば、もう告白しても1%の望みも無くなった事ぐらい?
・・・すでに告白してフラれたわけですから(苦笑)

そんな望みも無い片思いを、
どうして私は続けてしまってたんでしょうね・・・。
イヤ、「続けている」という意識よりも
「消えてしまわなかった」思いなんでしょうか?
ずっと残ってしまったんですね、私の中に。

そういう時に私の前に新しいカゲが少しだけ横切ったんだけど
それはサークルや大学の中じゃなく、
1年の6月から始めているバイト先での事。
1つ上の先輩で、なかなかカッコいいんだけど
私のやっていたバイトというのは、披露宴会場の配膳。
そこでバイトしてるバイトさんは総勢100名にもなる大所帯で
なかなか知らない人とは話せないし、
実際名前も知らない人と急に一緒の部屋での仕事になったりする。
で、その人は私の事を知らないみたいで。
私が勝手に「結構カッコいいよ〜」って
バイトの友達と遊び感覚ではしゃいでいただけなのね。
その友達にはサークルの先輩の一連の話しはしていて、
彼女は「早く新しく好きな人みつかればいいね」
なんて私に言ってくれる人で、
私がまだ先輩を引きずっている事は知らなかったんだよね。
・・・私も言えないし。
そのバイトの先輩(と言っても仕事歴は私の方が先輩)は
私の中でバイト先の楽しみの一つに過ぎなくて、好きな人はあくまで先輩!と思って毎日を過していた。



ある日。
バイト後に帰るあの人を見かけた。
友達に「オレ今日〇〇(デパート名)に寄って帰るから、ここで」
と言ってるのが聞こえた。
私もちょうど買い物して帰ろうと思ってて、
正直〇〇は家と方向が違うけど好奇心で同じ〇〇へ私も行ってみよう、
とそんな気になってしまったのがキッカケ。
会えるか謎だったけど、バッタリ会ったのでした。
彼は身長190センチはある人で目立つし。

私から「こんにちわ、藤原さん」と声をかけると
私の事は見覚えあるらしく「あ、バイトの・・・」と
名前を言ってくれそうになりながらも、
やっぱり私の名前までは知らなかったみたいで困ってる様子(苦笑)

・・・わかってたけど、少々ショック。
一応私もバイト1年続けて少しは知られている存在だと思ってたからね。

「えと、南条(本名は内緒)です。覚えてないんですか?ショック〜」とおどけてみたりして。
彼・藤原さんはバイト中とかも無口な方だし、
ま、少し話せればいいや、と思って話しかけた私なんだけど
意外と立ち話で盛り上がっちゃって(内容は覚えてない・・・)
「ずっと立って話すのもなんだし」と地下のインチキな食堂みたいなところへ移動。
そのデパートも閉店になり、またまた近くのミスドに移動。
12時閉店のミスドも追いやられ(笑)
「じゃ、そろそろ帰ろう」という事になり、帰宅した次第。
藤原さんは絶え間なくしゃべる私の話しをちゃんと聞いてくれ、笑ってくれ、頷いてくれた。
私は彼の笑い顔に少しだけどキュンとした。
その時間だけは先輩の事を忘れていた気がした。
「またバイトで会いましょう」と彼と別れた時、
この人を好きになれたらいいなぁ、と少し思ったのでした。

・・・藤原さんでなくても良かったんだけどね、たぶん。
先輩以外の人であれば誰でも良かった。・・・今ならそう思える。きっと。

私は次に藤原さんと会ったのは当然のようにバイトで。
「この間はどうも」みたいに笑って。少し仲良くなれて。
友達は「何があったの?」と不思議そうな顔。
藤原さんは無口な方で背が高くて笑ってないとちょっと恐いカンジ。
そんな人と急に仲良しさんになってる私が不思議に見えたんでしょう。
「藤原さんってねぇ、笑うとカワイイんだよ」
と笑う私にまたしても不思議顔。
いいのだ、楽しかったあの時間はまだ誰にも言わないのだ。

その間。

私は一度も先輩と会っていなかった。サークルでも学食でも。
偶然にも会えなかったせいで、
私は先輩と藤原さんを比較しないで済んでいた。

私は、偶然に帰りが一緒になった彼に夕食を誘われる。
当然オーケーで二人で近くのファミレスに行って、
前のようにただただ雑談。
その中で彼に彼女がいない事は確認済み(笑)
そして好きな人がいない事も確認済み。

私?私は・・・先輩の事は胸にしまったまま。

「南条さんは彼氏いないの?」と聞く彼に
「いたら今一緒にご飯食べてないと思うよ」と答える。

別に、彼氏がいたら他の男友達とご飯を食べに行かなくなる、というわけじゃなく。

確実に、私は藤原さんとの距離を縮めていたように思う。
その時お互い映画好きという事が分かり、
「今度映画でも」とまたまたお誘い受け
お互いの連絡先を交換したりしてその日は別れる。

自分でも不思議だった。
確かに「好き」と思っていたわけじゃなかったから
どんどん自分から動けたりしたんだとは思うけど、
少しでも「いいな」と思った人に自分からアプローチかけたりする事は
自分はどちらかというと出来ない人間だと思っていた。

・・・先輩に告白できた、という事実が
自分を動かしてるのかな?とも思った。
自信じゃないけど、自分も行動できるという事が分かったから。



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