窓のそと(Diary by 久野那美)
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人間の身体の中でいちばん魅力的で神秘的でプライベートな部品は骨だと思っている。本体が燃え尽きても残るものがあるなんて、ものすごいことだ。
だから火葬場という場所はとても不思議だ。 本人すら1度も見ることのなかった、あんなプライベートなものを複数の人間が箸で渡し合う。もう、想像するだけで恥ずかしくなってしまう…。
なぜか今日は、火葬場と骨のことを考えている。 人間を、きちんと肯定したい気分なんだろうと思う。きっと。
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