昨日、月曜日にやったマルク(骨髄穿刺)の結果が出た。
期待に反し、白血病細胞は減っていなかった。
つまり、寛解導入失敗。振り出しに戻った。
今日までの56日間は水泡に帰す。イコール退院までが56日延長となる。
なので、3月末退院の計画は、5月末退院へ計画修正。
当然、07/08シーズンの雪を見ることはできない。GWのレーシングキャンプ参加は不可能となった。
昨日水曜日は毎週恒例の教授回診の日だった。
『白い巨塔』でもやってたアレね。財前教授の教授回診です。ってやつ。
ぞろぞろ、ぞろぞろ、この狭い個室に入ってくるんだ。
で、主治医ドクターが病態を説明して、教授が一言二言喋ると。
昨日は、教授回診の前に、マルクの結果を主治医ドクターが詳しく教えていてくれたので、ドイツ語だか英語だかが飛び交っていたけど、ほとんど理解できた。
最後に、教授が、
リカバリー、頑張りましょう。
と、ポンと肩を叩いた。四十肩の痛みも忘れて、ちょっとジーンと来た。
その後、みんないなくなった後、主治医ドクターが来てくれて。
いろいろ話をしてくれた。
俺さ、
この人を本当に信頼しているんだよね。
白衣の下に着ているシャツがいつも変わり栄えなくて、髪の毛ボサボサで、医者とは言ってもスゲー給料安いはずの病院に務めてて。威張ったところなくて、優秀な研究者になると思うよ。
(小出の上村伯人みたいな薮とは大違いだな。ぁ。俺、仕事で上村と大喧嘩して、医者だからって威張ってんじゃねえぞ!って一喝したことあるのね… 言っておくけど、先に喧嘩をふっかけてきたのは上村のほうだよ。こっちは、上村の子供をスキーで面倒見てやってんのにね。上村は分かってないみたいだけど。ド田舎で先生なんて呼ばれながら医者やっていると、どうしても勘違いするんだろうね。威張り腐った態度でさ。ウチのじいちゃんは先代、ひいじいちゃんは先々代からみとってもらったんだけどさ。俺は、上村にもその子供にもみとられねえ(笑)上村は、薮だし、人間として最悪。一般人を見下した態度が大嫌い。)
でね、
主治医ドクターが、
もう一回、一緒に頑張りましょう。
って言ってくれた。
そのときはこらえたけれど、いま思い出しても、
その言葉の重みが伝わってくる…
この人だったら、一緒に頑張ってくれるって思わせてくれる人だよ。
ホントに。
普段は冗談ばっかりだけど。
そういうことで、仕切り直しになったけど、希望は捨てていないよ。
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