ここ一週間の雪の降り方は凄まじく、暖冬小雪という大方の予想を、あっという間に覆していった。もちろん、スキーヤーにとっては恵みの雪といえるのだが、降り方にも限度というものがある。
小雪に慣れてしまったためか、事故も多い。近くで、子供や年寄りが側溝に流され亡くなっている。亡くなった子供は、ウチの子供スキースクールに入校予定だった。昨シーズンもスクールに入ってくれていた。
昭和56年の豪雪のとき、私は、中学三年生だった。部活動から帰ってくると屋根の雪掘り、大会から帰ってくると屋根の雪掘り、学校が休校になると屋根の雪掘り・・・と雪との戦いが来る日も来る日も続いた。当時は、住家のほか、茅葺の建物、前の蔵、裏の蔵、豚舎と合計5つの建物があり、こっちを掘っているうちにあちらが溜まり、あらちを掘り終わるとこちらが溜まるという状況だった。その日の掘り終わる目安は、深夜1時、2時くらいだったと思う。一応、受験生であったが、田舎故の呑気さで、受験についてさほど心配をしていた記憶はない。
さて、今回の降り方は、56のときよりも濃縮されているような気がする。56のときは、降った期間が長かった。結果として、表層雪崩を引き起こした。今回は、前半一気に降った後、途中、雨を交え、気温がやや高め。そして、低気圧が入れ替わり立ち代りやってきている。
天気予報を見ると、まだまだ雪だるまマークが続くようだ。『雪害』が続かないように願う。
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