インターハイ予選は、男子の鶴渕(湯沢高)、女子の長谷川(六日町高)の湯沢中勢の圧勝に終わった。レースリザルトを見ると、中学時代から力のある選手が順当に上位を占めている。しかし、中学時代の成績順というわけではない。競技としての成熟度が、高校生になって増しているということがわかる。オフシーズンの体力づくりやスキーに対する取り組み方が、スキーを始めた年齢による技術的な差を埋めてくる年代なのだ。特に男子の場合、基本的なスキー操作が出来ていて当たり前で、気力、体力の違いがタイム差となって現れてくる。昨年の覇者が今年必ずしも強いとは限らない。 厳しい競技を続けている高校生にエールを送りたい。ライバルに勝つために、運動部中、最も過酷なトレーニングをこなさなければならない。シーズン中は授業に欠席し続け、学業との両立の大変さは他の運動部の比ではない。そのような厳しい競技を選択し、挑戦した経験は、将来、絶対に自分自身の為になる。少なくとも、人生を生きていく中で、体力的にこれ以上辛いことを経験することは稀だ。 だから、3年間走ったけれど予選を突破することができなかった君も、継続したことに胸を張って欲しい。
・・・という、ドロップアウトした者からのメッセージ。
【Referer】
|