秘密の写真を見せたい人がいる。
乳房を、うなじを、 桜色に染めた指先や、 桜色に染めた唇を写真に残し、 見てもらいたい人がる。
愛液に濡らされた乳首や、性器画像を見て 聞かされるだろう言葉攻めに憧れる。
恥じらいながら写真を撮り、 赤面しながら写真を選び、 覚悟してそれらを送信し、
「お前の恥ずかしい写真は全部見たよ。」 と言われたい。
「恥ずかしかっただろう?良い子だよ。」 と優しい言葉で褒められたい。
更に恥ずかしい課題を与えられ、 その全てに従う私に素敵なご褒美を与えて欲しい。
一歩踏み出すだけで欲望は満たされるのに、 恥ずかしくて踏み出せない。
ほんの少し思い切ってみることが、 どうしてもできない。
歯止めが利かなくなるんじゃないかと怖くなり、 自分の欲することに素直になれない。
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