空のむこうにみえたもの
美空:misora



 カウンセリングを仕事にする

今期2回目の講座は久富先生とおっしゃる先生の講義でした。
この先生のお話は聴いていてとても興味深いし、面白いのでとても好きです。
今日も「問題」と「言葉」についてのお話で、問題を問題と定義してしまうことによる人間関係の歪みと、とある固定観念が生み出す偏見と弊害について、身近な例を元に講義してくださいました。

1つ目。
一個人の意見は、本質を理解する上での一側面であるということを忘れないようにしなくてはならないと、先生は何度もおっしゃっていました。
“何か”が発生した場合に、Aの意見も、Bの意見も、Cの意見も、それらは全て“何か”を知る上で重要な要素ではあるが、それが唯一の真実ではないので、真に“何か”を理解しようと思うならば、自分の感性と言葉を使って“何か”を心底知ろうとすることが大切である。と。

2つ目。
ここにでてくる「言葉」は、人によって認識も違うし理解度も違うので、全ての人が同じ尺度で「言葉」を理解していると思ってはいけないともおっしゃっていました。
この「言葉」については私自身にも同じような経験とその上での認識があるので、皆が同じように認識しているとは思っていないのですが、希望的観測から同じように理解していてほしいと思うことは時としてあります。

3つ目。
解決策を見出しアドバイスすのではなく、出来ている時と出来ていない時の差を本人が少しでもいいから認識していくことが、本人の心を軽くするのだともおっしゃっていました。
相談をされると、ついつい解決策をアドバイスしがちになるが、それが度重なると相談者の自立を抑制するばかりか依存をも引き起こす原因になる。なので、アドバイスをするのではなく、本来本人が持っている力を引き出せるように共に考え、小さな変化に周りが気づき励ますことで本人が出来ることを認識し、心の力を蓄えていければ良い。のだそうです。

カウンセリングを行う上で、これら3つが全てというわけではありませんが、これらを理解し応用することは、コンサルタントするにせよ、カウンセリングするにせよとても意味のあることだと思いました。


技法(技術)が全てというわけではありませんが、その技法を知り理解した上で行うカウンセリングが、「仕事」と呼ばれるのだろうなと思いつつ帰路についた空でした。

2008年05月21日(水)
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