一色達夫の日記

2013年01月12日(土) 線香花火

円安株高だそうだ。
けど、庶民の生活にはたいして影響はない。強いて言えば、円安になった途端にガソリンの値段があがることぐらいか。
けど、これとて投機筋のさじ加減ひとつで、数日で値下がりすることもあるようだから強いてはいえないようだ。

アベノミクスたら言葉がやたら氾濫するが、日本のように経済規模が肥大化している国においては、たかだか20兆円程度の補正予算を組んだところで、景気の押し上げができるとも思えないのだが。

現在の日本の中で、ケインズ経済学の信奉者が 未だ 存在するとも思えない。のに、この調子の良さはなんなんだろう。
日本の財政が破綻する寸前の、最後の景気付けのようにも見えて仕方が無い。

線香花火が燃え尽きるとき、最後にパチパチと一瞬輝く。小さな火の塊が、ポトリと落ちた後には、漂う闇と哀愁。
その闇の中に、谷垣から安部に代える画策を意図を持ってしたやからの、薄ら笑いが潜んでいれば恐ろしい。


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