一色達夫の日記

2012年09月03日(月) いのしし防御失敗 

昨日21時までかかって仕掛けたヒノヒカリの猪防御網。朝一で見回ってみたが、防御は見事失敗に終わった。
仕掛けた電気牧柵網の中に猪の足跡が多数ある。圃場を突っ切り、途中少し踏み倒し、電気牧柵網のなかの線沿いに足跡を付け、既に掘り返しているところをさらに踏み荒らし、どこからともなく退散している。
進入ラインを読めたところはあるが、そことは違うところを通って圃場周辺を歩き回っているのには、がっくりとくるばかり。

顔見知りの農家さんは、「柵の中に住み着いているんでしょ。それは防ぎようがない。」とおっしゃる。

もう稲の作付けをする気力が萎えそう。来年は、作付け個所を根本的に見直しする必要あり。作付け個所を猪防御し易いところに限定して、あとは転作でないと 体力がもたないね。代替の圃場は多数個所あるから。

12時から「あきたこまち」の刈り取り作業。
こちらの方は、電柵で進入を防げて、晴れての収穫。だが、電柵の外の圃場は、一晩で穴ぼこだれけにして、隣の農家さんのヒノヒカリの圃場には踏み荒らし跡が数箇所。
昨日は無かった猪の活動跡。我が家のあきたこまちは、良くぞご無事で我が家の納屋へ です。

雨が降り、高温となると、そこ此処の草が一気にその背丈を伸ばしてくる。眺めてみれば地域内は、猪の住みかとなりやすい耕作放棄地や茂みだらけ。その状況は冷静に判断すれば、限界集落一歩手前。て か。

空模様を睨みながらの収穫作業。今日予定の20aを取り入れ、電柵を片付け終わった頃には大雨となる。その点はうまくいった農作業ではあるが、例年並みの収穫にも、空を眺めて憂鬱顔の百姓一人。


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