2012年09月01日(土) |
猪防護柵の見回り これでは 駄目だ |
ヒノヒカリが猪の食害に見舞われる時期が近づいた。 6月10日ごろの田植えであれば、穂が出て実が入りだし頭が傾きかける9月7日から猪が食べだす。 今年は田植え時に水不足のため、植え付けが22日にずれ込んだので、穂の出るのが若干遅れ気味。だから、食害も今少し先のこととなる と見ている。
が、圃場の中を徘徊する「行動パターン」を取られると、防護柵をしても昨年のように破られる可能性があるので、このところ事前に猪の行動状況を足跡から 追跡 している。
今年の猪は、昨年ほどの頭数ではないが、地区のあちこちに分散して数頭が活動している。そのうち「あきたこまち」の圃場あたりを徘徊する猪は防げているが、ヒノヒカリの圃場はいまのところ動き放題。
そろそろ行動を規制しないと、食害を防げないので、この春設置した防護柵を点検してまわる。 猪の力はすごいものだ。設置した防護柵の溶接部分を突き破り、柵を捻じ曲げているところが2個所。そこは 野生動物の自然の行動 だからいたし方無いとしても、それを防ぐ人の状況把握の浅さには遺憾ともしがたいものがある。
防護柵の資材は、国の事業で支給され、施工は地元住民の手による。その資材は、確実に猪の侵入を防げるだけの強度と構造を持っている はず。だが、これを着実に施工していけてないと、猪さんの通行は防げない。
皆さんの協力を得て、できたできたと喜ぶのはいいけれど、猪の侵入を防ぐという着実な結果が伴わないものならば、それなりの検証をして次につなげなければ ね。
今日は暑さも和らいでいたけれど、まだまだ暑い日が続きそう。そのなかでの防護柵の設置は、猪食害開始のタイムリミットを睨みながらの勝負となる。
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