2011年11月09日(水) |
伊曾乃神社祭礼最終章川入り |
忙しさにかまけて祭礼レポートが途中までで停まっている。覚えているうちに最終章を記しておこう。
神輿は、だんじりの運行コースよりも一倍半の行程があるにかかわらず、だんじりの最終台がお旅所に帰ってくるよりも早く到着し、川入りの支度をする。 この神輿に付き従うのは、神主と祭礼運営委員というたすきを掛けた方々。それに本町お供だんじりを運行する面々のようだ。
ここで、神輿の川入りを何時の時点で行うのか相談していた。 今年は、だんじりの運行予定が大幅に遅れたようで、川入りの時点について悩ましい状態になったようだ。
予定通り明るいうちに川入りを済ませた年があったようだが、そのときには、だんじり行列のの最も後に運行する西条校区の方々からクレームが付いたとのことだ。 「遅れたのは自分達のせいではないのに、神輿の川入りを見送れないのは残念。」とのこと。
そんなことがあったとのことで、今年の川入りはだんじりが全台戻って来てからとすることに決まった。
お旅所からの神輿の出発は、まず二つの高張り提灯を先頭にして行列を整え、神輿の後には神主や運営委員の面々が付き従う。そして、お供だんじりの方々に、「それではよろしくお願いします」との声を掛けてのこととなる。 まさに「古式ゆかしく」との言葉がぴったりの雰囲気だ。
神輿は加茂川のほとりでお神楽をあげたのち川入り。お供だんじりはそれを川面で見送る。川から神輿が出たのを見届けたのち、静やかに帰路に付く。
後日、神輿を担ぐ当番を務めた地区の方に聞い話だが、当番は神輿の運行のみで、川入り時には、神戸の専門の方々が代わって担ぐとのことだ。 いろいろと決め事があるようだ。
暗闇の中での祭礼もまた楽し。暗闇は人々の粗を隠し、神聖さを増していく。
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