一色達夫の日記

2005年06月23日(木) その一言で私の意志は決まった

「最近の設計業者の技量は高くなっていますので、その必要は無いと考えています」
相手のこの一言で、私の意志は決まった。

設計者が誰でも同じならば、県武道館の補修問題など起きない。
残念だが、業者はあくまでも営利追求が至上命題でくるのだから、その中からの選択が如何にあるかは発注者の責任において常に最善を尽くさなければならない。
そんな機能が上手く働いていないと、どこかの福祉会館のように開館1年を経づして利用者の不便を託つ施設が出来上がることとなる。

最良の選択が出来ていれば、どこかの文化会館のように10年20年の使用に耐え、月日を重ねる毎に施設の評判が高まりそれに伴って地域のステータスが高まっていく。
ハードがダメなら、ソフトが如何に素晴らしくともその能力を最大限発揮する事は出来ない。ハードは一度作ってしまえばそれがダメだったといっても作り替えることはできない。

ー ー ー ー ー

地域の水不足は日毎に深刻となる。
そんな中にあって、水田灌漑用協同水源の役員さんが、私の水田のためだけに改修工事を施してくれて、5枚で計26aの水田の田植えを出来ることになった。
有り難い限り。

それに比べて、前記想定問答集の内容には嘆かわしいばかり。


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