一色達夫の日記

2002年08月15日(木) 蚊の話

連日、署名集めのために夕方から方々を歩いているが、一番の難敵は 蚊 である。
このところ天候不順で、一頃のようには気温は高くはないけれど。それでも日中の余熱で暑苦しい。玄関口に立っていると、じわっと汗がにじみ出てくる。
そんなとき、何処からともなく 蚊 が忍びより、挨拶も無しに血を失敬していく。
かゆいと思ったときには既に遅し。腕のあちこちがプックリと膨れている。
もう遅いから終わりにして帰ろうかと思う頃には、方々ボコボコに膨れ上がっている。
突然の訪問に胡散臭げにインタホンで対応し、玄関も開けてくれずに追い返される事にはもう慣れたけれど、蚊に刺されてかゆいのはたまらない。
ところで、この 蚊。ここ3〜4年で飛んでくる種類が変わった事に皆さんはお気付きだろうか。
以前は 小型あかいえ蚊 という日本脳炎を媒介する種類で、こいつが飛んで来たらブーンブーンと羽音が聞こえてすぐに分かった。
しかし、このところ飛んでいるのは白と黒の縞模様の、いわゆる やぶ蚊 だ。
こいつは音もなく近づいてきて、イキナリ刺す。薄い服などお構いなしに、服の上からでも刺す。
身体が赤色の小さな蚊は、どうしたことか見かけなくなった。
地球温暖化の影響で、自然界の生態系が変化していることが指摘されるが、蚊の世界の生態系も変わっているのではと思う。
世界中の希少生物の保護を目的として レッドデーターブックが作成され、県単位や市単位でも、その保護政策を打ち出しているところがあるが、私は、身近な生物の生態系変化を研究することも必要なのではと思えてならない。
ああ 蚊 はイヤだ。


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