今日開催された二つの市議会特別委員会の協議会と全員協議会では、西条市にとって大きな問題が市側よりしるされた。
まず「総合福祉施設建設調査特別委員会」協議会。
この施設の建設予定地である「伊予製紙跡地」の土壌分析結果が発表されたのだが、環境省の安全基準値は検出しないこととなっている「ＰＣＢ」が、測定７箇所の内の２箇所で検出された。
「ＰＣＢ」は水には解けないとは言われているが、水の都「西条」のイメージダウンは免れないだろう。
この結果を受けての市側の対策を聞いたが、環境マニュアルに従い処置をこうじるとの事だった。
操業企業の経済活動の結果であり、市側としたら購入用地からの予期せぬ出来事だろ。出来る限りの対策をもって対処してもらうことを願うのみだ。

「合併問題調査特別委員会」協議会。
６月に開催の特別委員会以来、今日までの任意協議会開催などの経過報告。
任意協議会の７月と８月の協議会の開催内容と、確認事項の報告。
この協議会での委員からの質問に答えて、今後のスケジュール説明があった。
その中で、おやっと気になったのが、新市建設計画策定の参考とするための住民意向調査の方法だった。
私は、市が進める今後の合併スケジュールの中で、住民が意見を言える機会は、この新市建設計画策定に対するアンケート調査への回答と、粗方の建設計画が出来た時に、それを住民に提示して意見を求める住民説明会との２回だと推察していた。
それは、合併問題への取り組みが先行する自治体のスケジュールがそうなっているから、西条市でもマニュアルに従いそのように考えるのだ。
そのような先行自治体の取り組み結果から判断して、西条市での実施内容と結果を推察すると、新市建設計画についてのアンケート件数は５０００枚程度であり、回収率はせいぜい３０％。建設計画住民説明会の開催は、この４月から５月に開催した住民懇談会と同じ１３箇所で、住民の参加はこの前よりも激減すると考えていた。
もっとも、この説明会が来年の市長選挙前の時期と重なるから、選挙活動と絡めて
動員を掛け、地元要望の陳情会としたら人は集まるだろうがどうだろう。
それが担当の説明では、新市建設計画へのアンケートは２市２町の全世帯を対象に実施しますと言った。
おや、担当は、特別委員会委員から頻繁に発言される、住民意見への配慮を考えるようにとの意向や、合併の進め方を疑問視する多くの市民感情へのいわゆる　ガス抜き　のため、全世帯で実施とは思い切って経費と手間を掛けるのだなあと考えた。
また、合併の是非についての「住民投票」を求める動きに対し、この住民投票にかわる民意の反映の方法として、住民アンケートを数多く実施することで、声を押さえ込もうと考えたのだろうかとも考えていた。
合併することは決まってます。その内容について意見を言って下さい。とアンケートを実施したところで、文面を合併誘導のために使う意図が　見え見え　なら、かえって批判に油を注ぐ事になるのに。
等々と思いを巡らしていたら、この件に長老議員が噛みついた。
何をいってる。一般質問で、市政の重要案件については、たとえ葉書でもかまわないから全市民対象で意見を聞くぐらいのことを実施すればどうかと聞いた時、市長はどう答えたか。
市長は、私が決めたらそれでいいんだと答えただろう。
それが、きょうの時点で何故全世帯対象などといえるんだ。
担当者即座に、いえ、これは検討段階の事で決定ではありません。
これで収まった。
担当者としたら、ぎちぎちなスケジュールをスムーズに流そうと思って、全世帯アンケートとの案を出したのだろうが、市長の議会での発言と言う伏兵に捕まったのではないだろうか。案を即座に引っ込めたところからそう感じた。
長は、その時の感情だけで発言していたら後々仕事がやりにくくなるということかな。
もう一つ気になっていた、合併問題の議案に対する議会審議の時期の問題については、合併問題委員長が発言した。流石に議会で長く飯を食ってるだけあると思った。
１３時から全員協議会。この２つの協議会と同じ内容の報告。
ＰＣＢ問題については１人として発言無し。９月議会の一般質問テーマに取っているのかな。
合併問題について、私は、新設合併とする事を確認するに当たり、どんな協議があったのかと質問。市長から、特段の異論が無い中での確認ですとの答え。
この大きな問題について、任意協議会委員から何の発言も無く決まったと言う事を市長の口から引き出した。
この件については、この後、私の発言論旨として使える。
この２日間考えていた項目の内で、今日の時点で、新市建設計画策定について・議案の議会審議時期について・新設合併についての発言についての３点が分かったから、まず良しとしよう。あとの項目は、まあぼちぼち出して行こうかな。

お盆前のお墓掃除に行く。藪蚊の被害で顔がぼこぼこだ。
夕方からの署名集めはハズレだった。今日行った地域が悪かったみたいだ。軒並み断られる。こんな日もあるかと早めに帰宅。昼間の緊張もあり、何だか疲れた。