一色達夫の日記

2002年07月12日(金) 内子町「自治会制度」についての研修

11時。市役所ロビーで約束している、住民投票についての革新系新聞の取材に応じる。名前を連ねた3市議合同の対応です。
席上、マスコミに名前と政党名が出たことについて1市議よりプレス対応をした私に対し「政党名が出るとそれだけで色づけされてしまい活動の広がりを求めることが出来なくなってしまう」との遺憾の意が述べられる。取材を受けている場所で話題とする事なのかと思ったが、これが超党派で何かに取り組む時の難しさなのかと理解した。事を成そうと思えば、様々な気配りが必要みたいだ。私にとっては超党派での活動が初めての事なので、あらためて政党間の意識の違いを感じたのだった。
合併問題については、これまでのマスコミは、推進誘導の役割を演じて来たように思う。それが、愛媛では初めての「住民投票」要望の動きを、地域の将来を決めるうえでは、重要な事として扱ってくれたように思う。それぞれの議員の支持者や理解者に口コミで伝えて活動への支持を訴えることも重要だけれど、マスコミが私たちの動きを支持してくれるのなら、それを利用してパフォーマンスすることも大切なのではないかと話した。
はたして私の考えが1市議には理解してもらえたのかどうか、時間をおいて話し合うことも大切かなとそれ以上は詰めなかった。ああ 人が理解しあうのは難しい。
30分ほどで終了。

終了後すぐに約束の「喜多郡内子町」へ出発。
13時10分。内子町役場に到着。西条から実質1時間と10分位しかかかっていない。これも高速道路整備の恩恵です。
「自治会制度のみなおし」について内子町教育委員会で研修させてもらう。
9月議会で、住民参加の市政運営についての質問項目の一つとして考えている。
内子町では、宮崎県東諸県郡綾町の取り組みを参考として、2年も前から住民説明会を重ね、実施にこぎ着けたとのこと。高齢化や人口減に対応し、地域をどう運営して行くかを地元住民からの提案によって決めていくとの話だ。
人口1万人あまりの小さな町が取り組む内容を聞くうちに、自分の町に対する誇りを持ち、行政に対して何をやってくれるのかとの要望をするだけではない意識を持つことの大切さを感じた。
さて、このような考え方が出来る人が西条に多く存在すれば、住んで良かったと思えるいい町になるのにねえ。
そんな思いを持ちながら帰路に付く。
議会事務局に出向き、昨日までの研修に同行した担当書記にお疲れさま。内子町とのアポイントをしてくれた担当書記に結果の報告。


 < 過去  INDEX  未来 >


一色達夫 [MAIL] [HOMEPAGE]