一色達夫の日記

2002年06月25日(火) 西条市観光協会「総会」への出席で思うこと

夕方4時から西条市市民センター5階の会議室で、平成14年度西条市観光協会の総会があった。市議会議員は全員が会員となっているので、私も出席する。
当日配られた資料によると、会員数166名。会員には西条市のそうそうたる方々が名を連ねている。
だが、今回の出席者は29名。市長・議長・会長・副会長を含めてもこれだけの人数だった。この会には、これまでも欠かさず出席しているが、毎年参加人数が減って来ている様子が伺いしれる。議員の参加は来賓の議長も含めて4名。以前にこの会の会長を議員が務めている頃は、声掛けをしてかなりな人数が出席していたのだが、それも記憶の中だけのこととなったようだ。
議事が淡々と進み、質問も出ずに30分ほどで終了。来賓の市長の話の中には、西条市の観光行政として参考となる話もあったが、具体的にどう取り組むのかがこれからの課題としてあると思った。
新年度の新規事業は、観光協会としてHPを開設するとの事。
5時から会場を移しての懇親会。総会に参加した方々が懇親を深める。私は最後の片づけまで残って参加者の話に耳を傾けた。
ここで感じたこと。近頃川之江から西条に進出してきたある業者さんが、皆さんのところを回り名刺を配っている。それは熱心にやっている。進出して早速観光協会にも加入したのだそうだ。
私が知らないだけかもわからないが、西条の業者さんでこれほど熱心に事業拡大に取り組んでいる方がいらっしゃるのかと考えてしまった。
地元の観光協会「総会」への参加もこのような状況で、はたして各々の企業の事業拡大が上手くいっているのかどうか疑ってしまったのが正直な感想だ。
折しも、24日付けの新聞に「東予産業観光マップ」作成から1年との見出しで、東予地方の企業5社での取り組み記事が掲載されていた。この記事の事を懇親会出席者に話してみると、取り組みの内容は詳しく把握していたのだけれど、・・・。

西条市には他に誇るべき観光資源が沢山存在すると私は思っている。だが、地元の人間はその価値への認識が甘く、だから外部へのアピールの仕方が分かっていないのではないだろうか。恵まれ過ぎるとその状況に胡座をかき、新しい努力をする事を怠ってしまったいるのではないかと、懇親会でのビールを喉に流し込みながら考えていた。
その味はあまり旨いものではなかった。
この方面でも物を言っていかないといけないなあ。


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