華のエレヂィ。〜elegy of various women 〜
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2004年03月07日(日)

午前1時の情事。 〜skinless〜



<前号の続き>




俺は振動するローターをさらにぬかるむ奥へと滑らせた。


 「ああっ、はぁぁん、んんあぁぁ・・・」


瑶子の突起に触れた途端、あられもない声を上げ、シーツをきつく掴む。


「どう?」
 「いい、いい、気持ちいいのぉ・・・」

「声、聞こえるよ?」
 「ダメ、言わないで・・・我慢、でき、ないの・・・」


瑶子のバスタオルの端を口に押し込む。
瑶子も噛み付き、必死に声を殺す。
しかし殺し切れない、あられもない声がどうしても漏れる。


俺はしばらくその場を刺激し続ける。
瑶子は開いた両腿や腰に力が入り、足の指先までも凄まじい力が入っている。
すでに瑶子の深奥から溢れ出ている、半白濁の愛液。
粘りの少ない液体は、もう俺の受け入れを待ちきれないサインだ。

俺はローターを止め、瑶子の股間に顔を埋めて、溢れ出る愛液を舐め取った。
今度は無機質なプラスチックと違い、同じ肉質の刺激。

瑶子自身の表面を右往左往する俺の舌先。
突起を舐め上げ、愛液を吸い、わざと音を立てる。

快楽に身をよじる瑶子はまさしく溶け落ちる寸前で、半ば錯乱状態になっていた。

男ではここまで快楽を味わう事が出来ない。
我を忘れそうになり快楽に身を委ねられる女の性が羨ましく思えた。

小さい痙攣。
瑶子は間もなく、静かに達した。


「もう満足した?」
 「・・・」


俺は耳元で囁くと、瑶子はくすぐったそうに首をすくめ、横に振った。


「まだ足りないの?」
 「だって・・・」

「だって?」
 「・・・女に言わせないで・・・」

「言わないと分からないよ」


言葉での愛撫。
こんな意地悪もまた、味付けの一つである。

瑶子はいつの間にか俺自身を手にとって擦っている。


「これが、足りないんだ?」
 「・・・うん」

「欲しい?」
 「・・・うん」

「何が?」 
 「・・・これ」

「だから言って」
 「・・・言わないとダメ?」

「ダメ」
 「・・・言わないとくれないの?」

「あげない」
 「・・・じゃ、どうするの?」

「・・・こうしちゃおうかな」


俺は再びローターのスイッチを入れた。

シーツの上でピンクの玉が躍る。
低めのモーター音が響く。

瑶子の脳裏で強烈な快感がフラッシュバックしたのか、
このモーター音を聞いただけで吐息を漏らし、身をよじった。


「これでまたイカせちゃう」
 「ダメ・・・」

「だからいつまでもあげない。俺、隣りでオナニーしてるよ」
 「・・・やだぁ」

「だからぁ、何を、どうして欲しい?」
 「平良の・・・おチンチンを・・・」

「どうして欲しい?」
 「入れて・・・入れて、欲しいのぉ」

「誰の中に?」
 「私・・・瑶子、瑶子の中ぁ・・・」


何とか言えたものの、恥ずかしさから瑶子は目を合わせなかった。


「よし、今度は、俺の目を見て言って」
 「・・・もう許して」

「言えないと、萎えちゃうよ」


瑶子はこの焦らしに耐え、ついに俺の目を見ながらすべてを口にした。

ご褒美に、頬へkissをする。
そして瑶子の両腿を開き、俺自身を瑶子自身に差し入れた。


 「ああ、奥なのぉ、奥まで入れてぇぇっ・・・」
「瑶子、気持ちいい?」

 「うん、うん・・・」
「実はね、今、付けてないんだ」

 「・・・本当?」
「中では出さないから、安心しな」

 「平良と私が、本当に繋がっているんだね」
「・・・うん」

 「・・・嬉しい!」


俺の言葉に、瑶子はさも嬉しそうに俺にしがみ付いて来た。

どんな反応を見せるか楽しみだったが、意外な行動に俺の方が驚いた。



<以下次号>








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