華のエレヂィ。〜elegy of various women 〜 | ||
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2002年05月18日(土) 女が裸になる仕事。 前編 |
最近はアイディアを活かした軽風俗的なサービス店が増えている。 キャンパブ、ビデオパブ、のぞき屋など。 「客とシャワーを浴びる」 「客に身体を触られる」 そんな行程を省いたものだ。 その分の料金を押さえて安く利用できる。 そして風俗経験の少ない若い娘が入店しやすい。 ただ溜まった性欲を処理するだけならそれでも良いだろう。 しかし俺は嫌だ。 性欲処理だけではない「何か」があるから、高い料金を払って触れ合いを求める。 俺がよく利用する風俗はヘルス、デリバリーへルスが中心。 一緒に「シャワーを浴びる」ことが好きで、これだけは外したくないからだ。 俺はその時に互いの身体を洗いあうのが何より楽しい。 俺の身体の洗い方、流し方でその娘の性格や仕事への気持ちが伝わってくる。 その後、俺はお願いして相手の身体を流させてもらう。 相手の身体を洗う時に、さりげなくその娘の性感帯を探っている。 くすぐったがったり、思わず身をよじったり、声を漏らしたり。 その場所を意地悪に丹念に洗ってみたり、ベッドで攻めてみたり。 決められた制約の中、折角逢った二人で楽しい時間を過ごすために。 『女の肉体には、その人生が刻まれる』という言葉がある。 俺も色々な女の「人生」を垣間見てきた。 代表的なのは、妊娠だ。 ある女は、腹全体に火傷痕のように痛々しく広がる。 ある女は、横に大きな帝王切開の跡。 そんなコンプレックスのある女は、やはり自信が無い。 呼んだ客も無礼なもので、そういう女を平気でけなし罵倒する。 気持ち悪い、汚い、使用済み、生きる価値なし・・・・ そうけなし尽くすそうだ。 しかし、そんな客でも嫌われてばかりでは商売にはならない。 ある女は、暗くした部屋や風呂でしかサービスできないと言ってみる。 またある女は、こんな私だから本番しても良いよ・・・といやいや股を開く。 そんな悲壮感漂う女には、残念ながら俺はもう何も出来なくなる。 その女に何ら欠陥があるわけでもない。 刻まれた人生の一片が「母となった」ことなだけだ。 子どもの養育費稼ぎに、旦那の借金返済にと金で身体を売る。 こういう遊びでは容姿は確かに重要だ。良いほうに越した事はない。 どれだけ女にとって、勇気と割り切りが必要な決断だろう。 身体に生き様が刻まれた女なら、尚更のことだろう。 ある日、よく利用するデリヘルに電話した時に新人が入った、と報告があった。 「風俗経験無し。顔は可愛い。スタイル抜群。三重県からこの仕事に通っている」 金と体力に余裕のあった俺は、その娘を呼んだ。 数十分後、ドアのベルが鳴る。 現れたのは、背が高く(170cm弱)すらっとした、珍しく店のいう通りの女だ。 愛想もよく、明るく朗らかだ。源氏名は麻奈美(仮名)といった。 時間を多めに取った。久々の上玉に心躍った。 話もうまく、盛り上げ上手だ。 風呂の湯が溜まった。一緒に入ろうと切り出すと、とても喜んだ。 狭く、湿度の高い空間で二人。 麻奈美は少々地黒だったが、スタイルが抜群だった。 妊娠線もない。 うっすら浮いた腹筋が凛々しい。 特にしっかりくびれたウエストがそそる。 麻奈美の身体を洗っていくと、大きな女の反応が返ってくる。 自分で立っていられないのか、麻奈美は風呂場の壁に手をついて、 必死に下半身に力を入れて、踏ん張っている。 しかし俺の舌先が首筋を、指先が全身に広がる性感帯を次々と探り当てていく。 麻奈美が崩れるのが先か、それとも耐え切るのか。 その勝負はすでに見えていた。 ベッドに入り、麻奈美は自分から俺にしがみつき、 俺が何も言ってないのに俺自身を手にとって上下にしごき始める。 麻奈美自身に指を差し込む。 すでに糸を引く程、粘質の液体で満たされている。 続いて麻奈美の突起に、その穴の周囲に指を這わせる。 俺自身を握っていた手を緩め、恥ずかしげに喘いでいた。 嬉しかった。麻奈美との今日の出逢いを心から喜んでいた。 麻奈美も仕事を忘れてか、俺を求めてきた。 俺も満更でもない。これだけ濡れていれば、俺だって本望だ。 俺と麻奈美は一線を超えようとしていた。 <以下次号> |
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