また、やっちまいました。ベキッと不穏な音がしたほうを見ると、床に転がしてあった木製のかばんを娘のたまが踏みつけたところ。反射的に駆け寄り、かばんを手に取り、ベキッで壊れた場所を探して、「なんてことしたの!」と責める言葉が思わず口から飛び出し、そこまでぐっと涙をためていたたまがうわーんと泣き出して。ようやく我に返りました。たまは、わざと踏みつけたわけじゃない。たまの歩く場所に、かばんを、しかも、よりによって木でできたかばんを転がしておいたわたしが悪い。えこあす馬路村の木のかばん、モナッカ(monacca)。こんなものが床に転がっている確率はかなり低いと思います。その上を子どもが歩いてしまう確率となると、なおさら。でも悲劇は起こってしまった。そのとき母親が取るべき行動は、うっかり踏みつけてしまった娘の「やっちまった!」を、「大丈夫」とやわらげること。なのに、傷口に塩を塗るようなことを、またしても。そう、2年前のテーブル引火事件で、同じようなことをやり、大いに反省したのに、またもや咄嗟に「子どもよりモノ」を心配してしまった、成長してない母親です。>>>2012年06月19日(火) 小さな焦げ跡より大きな傷目をこらしてもなかなか気づかないような、小さな小さな傷のことで、大声出して叱りつけてしまった、愚かな愚かな母親です。「悪かった。ママが全面的に悪い。たまは悪くないよ」と慰めたものの、あとの祭り。「ママなんか、だいっきらい! ママの子なんかに、ならなきゃよかった!」と涙をほとばしらせ、部屋を出ていくたまの背中に、「ママが好きになったら、もどってきてね」と声をかけると、「ママはずるいよ。なんでそんなこというの?」と言い返してきたので、「だって、ママをきらいになられたって、しょうがないから」と言うと、しばらく間があって、たまが部屋に飛び込んで来て。「ママ、だいすきにきまってるじゃない!」と飛びついてきて、さっきよりさらにわーわーと泣いて、わたしも、さっきより愛おしさと申し訳なさがこみあげて、「かばんの傷より、たまの心の傷を心配しなくてごめんね。かばんは直せるもんね」と、ぎゅっとだきしめました。心の傷の手当は、早いうちに。こんなダメダメ母ちゃんでもいちばん好きって言ってくれる娘。何度も失敗しても、何度も許してくれる娘。ありがとう。ごめんね。だいすき。>>>2012年07月02日(月) 「ありがとう」と「ごめんね」と「だいすき」>>>今日の日記をTweetする 2011年05月21日(土) 「つばさ」ファンクラブ長瀞ロケ地ツアー2010年05月21日(金) 朝ドラ「てっぱん」顔合わせ2009年05月21日(木) 「バカ」と言われて傷つき、「うるさい」と叫ぶ。2008年05月21日(水) マタニティオレンジ291 徒歩20分の冒険2007年05月21日(月) マタニティオレンジ121 ついに床で寝る2005年05月21日(土) 『サッシペレレ』でサンバナイト1979年05月21日(月) 4年2組日記 水やり
2011年05月21日(土) 「つばさ」ファンクラブ長瀞ロケ地ツアー2010年05月21日(金) 朝ドラ「てっぱん」顔合わせ2009年05月21日(木) 「バカ」と言われて傷つき、「うるさい」と叫ぶ。2008年05月21日(水) マタニティオレンジ291 徒歩20分の冒険2007年05月21日(月) マタニティオレンジ121 ついに床で寝る2005年05月21日(土) 『サッシペレレ』でサンバナイト1979年05月21日(月) 4年2組日記 水やり
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