2013年04月30日(火)  自由回答が面白い「ままどりる」

親にとっても、刺激的で新鮮な一年生の4月。たまにとっても新しいお友だちがふえて、さぞかし……と思ったら、育成(学童保育)で時間が余るからドリルを作って、と言う。友だちと遊ぶより、一人でえんぴつ走らせてる時間のほうが長い模様。通信教育のドリルをやっている子も多いので、それを真似したくなったのもあるらしい。

「おじゃるまるのあたらしいおはなしをかんがえましょう」という出題は、ネタを供給させようという目論みが却下され、「さんすうがいい」とのこと。しかも「ふたけたにして」と強気。

「おじゃるまる10ふん。3かいみたら、なんふん?」
「あまちゃん15ふん。2かいみたら、なんふん?」
「たまとまま、りょうてあわせたら、ゆびなんほん?」
「ぴのひとはこ6こ。ふたはこでなんこ?」

といった問題を出したら、翌日、育成の先生から「一緒に解いてみましたが、3問目が難しかったようです」と連絡帳にコメントがあった。その問題は「350円のみかん。500円玉で買ったら、おつりはいくら?」というもので、引き算はどうやら苦手らしいが、他の足し算やかけ算は解けた様子。

ところで学校ではどんなことやってるの、と小学校で使っているドリルを見てみると、くまさんやうさぎさんの数を数えて、どちらが多いでしょうといったかわいらしい問題。レベルをうんと上げた問題を手作りで持たせて、育成の先生には、よっぽど教育熱心な親だと誤解されているかもしれない。「遊びですので、ほどほどにおつきあいください」と連絡帳に返事した。

というわけで、正解を求める問題はほどほどにして、自由回答問題を。

「しっているあさどらのだいめいをかきましょう」では、現在放送中の「あまちゃん」の前に再放送中の「純情きらり」が「しんじゅきらり」になってるのがご愛嬌。しかし、「つばさ」がないぞ。ファンクラブから「てっぱん&つばさ親善天使」に任命されたというのに!と突っ込んだら「つばさは、びでおでしょ」。放送よりもDVDで繰り返し観た印象が残っている様子。



「おはなしづくり」の「けしごむになったつもりのひとりごと」では「ぼくたちなんでえんぴつのかすだけしかたべてないんだろー」の回答に、なぜかハートがずらり。「さびしい」「めずらしい」をそれぞれ使った文章作り問題では「さびしいからいえでいおっかなーほんとわいえでたくない」(※いおっかなー→いよっかなー ほんとわ→ほんとは)「めずらしいなーあのこがあんなにべんきょうしてる」と回答。

自由回答は性格が出るし、日本語のつっかえどころも見えやすい。

家族三人について「どんなひとですか」という問いには、自分のことは「えがすきでいっつもべんきょうをしている」と持ち上げておきながら、パパのことは「おならがくさい」とバッサリ。わたしについても「かおのいろがさといものかわのいろ」(顔の色が里芋の皮の色、つまり色黒と言いたい)と容赦ないが、後から消して「びじん」と書き直して出題者の顔色をうかがうのだった。

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