朝から「つばさ」第15週「素直になれなくて」の感想が続々。ベッカム一郎(麒麟の川島明)とロナウ二郎(脇知弘)の漫才に泣かされた方、多数。見逃した方は、NHKオンデマンドでつかまえる手も。涙の雨の後は、台風で暴風雨が吹き荒れる第16週「嵐の中で」。つばさや翔太や真瀬の心にも、嵐が吹き込む予感……引き続きお楽しみください。「つばさ」の脚本開発が一段落つき、他の仕事が動き出す前の今週末は、娘のたまと遊ぶことに。「どこ行く? 川越行こっか?」と候補のひとつに挙げたら、「かわごえ いく!」とノリノリ。ゴールデンウィークにじいじに連れて行ってもらったのが楽しかった様子。ちょうど電話をかけてきたじいじも誘って、3人で出かけることに。「かわごえ ひと いっぱい いるよ。ちゅばさ いっぱい いるよ」と先輩ぶって教えてくれた。東武線の川越駅に着くなり、「あ! ちゅばさだ!」とポスターに駆け寄るたま。今や積水ハウスのCMを見ても「ちゅばさ」と指差すほど、多部ちゃんセンサーは発達。加えて、ひらがなはまだ読めないのに「つばさ」のタイトルロゴも識別でき、今日はこのあと行く先々で「ちゅばさ」を発見することになる。巡回バスで蔵造り通りまで出て、まずはトイレ。川越まつり会館の外にある身障者対応トイレには、子ども用便座がついていて感激。子連れ外出の強い味方! 無事用を足せて、よし、しばらくオムツが持つぞと喜んでトイレを出ると、「大丈夫ですか?」と女性が駆け寄ってきた。いつの間にか、たまが非常用ボタンを押していたようで、こちらは平謝り。もう一人、後から飛んできた男性職員さんが女性職員さんから報告を聞いた反応が「大丈夫だったんだ? 良かった」というあたたかいもので、恐縮しつつ、川越の人の優しさに触れられる場面となった。トイレから駐車場を抜けたすぐ先からは菓子屋横町。前回来たときに気づかなかったワゴン車でスコーンを売る楽楽カフェに目を留める。「スコーンには目がないんです」と名乗りを上げてバナナチョコスコーンを買う。その場であたためてもらい、併設されたアウトドアのテーブルでいただく。お店の顔のゴールデンレトリーバー君がずっと狙ってて可愛かった。その向かいは同じ名前のベーカリー楽楽(サイトもあったかみがあって素敵!)。気になってのぞいてみると、なんとまあわたし好み。内装にふんだんに使われた木とパンの色がいい感じに溶け合って、ブラウンのグラデーションのようなあたたかな店内。どのパンもとてもおいしそうに見え、実際とてもおいしかった。パンを買った人にサービスされるドリンクとともに、建物の庭先にあるベンチでいただく。菓子屋横町探険をさらに続けると、こんなのぼりが。「15分では観られない川越がある」。うまいコピー。飴細工の実演販売、量り売りの金平糖、駄菓子屋さん……懐かしさと楽しさがまじりあって、ウキウキしてくる。ノスタルジーのないたまは、「べべ(=せんべい)ばべたいよー」を連呼。以前食べた「亀どら」がおいしかったのを思い出し、亀屋さんへ。たまが「亀どらのつばさ」ののぼりを指差し、「あったよ」と教えてくれた。試食したうぐいす豆亀どらが気に入ったので購入。ここでもお茶サービス。「ひるたま」紹介のポスターの下でお茶を飲む、わが家のあまたま(=甘えん坊たま)。亀屋さんでは、あまたまそっくりな「あんこ玉」が亀どらと並んでよく出ていた。時の鐘がある鐘つき通りを歩いていて、たまがいきなり興奮してつかんだのが、ふかしいもとあんこを薄い皮で包んだ「いも恋」。前回わたしと来たときに食べておいしかったのを思い出したのか。じいじと3人で分け合って食べる。たまがむさぼるように食べるのを見て、「これは『いきなり饅頭』ってやつだ。今度作ってあげるよ」とじいじ。かなりの勢いで食べ続けているので、お昼は食べなくてもいいかなと思っていたら、「大八 勝山」という店の前で「ちゅる ばべる」とたまが言い出し、店内へ。名物の川越ラーメン(いもの素挙げが乗った醤油ラーメン)と紫いも餃子(紫いもを練り込んだ皮で特許を取っている)を注文。ともに、いもが入っている以外はオーソドックスな味だけど、旅先の食事らしくて、よい。たまはラーメンに入ったコーンを熱心に食べていた。お店の人が子連れに優しく、ありがたかった。再び蔵造り通りを歩いていると、「あれ、甘玉堂じゃないか?」とじいじが指差したのは、陶器を扱う「やまわ」というお店。「ここがロケ地です!」と主張していない奥ゆかしさが老舗らしい。ここもあまたまに似た「くらたま」というお菓子を扱っているが、2時過ぎですでに品切れだった。店の中から奥の蔵にかけてトロッコの線路が続いていて、今は使われていないレールの間に手書きのタイルが埋め込まれているのが愛らしい。前に川越に来たときはトロッコの線路に気づかなかったが、今回はあちこちで線路跡を見つける楽しみがあった。終始「ちゅばさ」探しに活躍したたまは、歯科医院の入口に置かれたバスケットの中の「つばさ」をガラス戸越しに発見。建物の全景写真を撮りそびれたが、元は川越で最初のデパートだったそう。その向かい辺りにあるりそな銀行川越支店の洋館も美しい。もうひとつ、前回来たときに気になっていたのが、パリの香りがする石造りのカフェ エレバート(CAFE ELEVATO)というカフェ。ゆったりした椅子のカウンター席で、子連れ入店には不向きと言えるが、たまを膝に乗せてアイスカフェオレを飲む。置かれているグッズもセンスがよく、居心地のいい空間。新宿三丁目のカフェ・ユイットがトップスビルとともに幕を閉じてしまった(最後にもう一度と思っていたら、6月28日に閉店していた)喪失感を和らげるかのように、ここと楽楽ガーデンカフェに出会えたのは収穫だった。お気に入りのカフェがあることは、その街を訪ねる理由になる。「呉服かんだ」というお店の店先に子ども用の草履がセールになっていたのが目に留まり、買い求めようと店内へ進むと、今度は子ども用のじんべいと目が合った。白地にスイカ模様のものに一目惚れしたが、90センチサイズだと来年はきついし、110センチサイズだと今年はぶかぶかだし……と迷っていたら、子犬模様の100センチを見て、たまが即決。さっさとレジへ持って行ってしまった。「これはまけられないのか」とじいじが交渉したら、割り引いてくださり、いい買い物ができた。家に帰って着替えたたまはすっかり気に入り、町内のマジックショーに着てでかけた。 2008年07月11日(金) マタニティオレンジ310 「きー」ときどき「あれ?」2007年07月11日(水) マタニティオレンジ145 皆様のおかげの空の旅2004年07月11日(日) ヤニィーズ第7回公演『ニホンノミチ』2002年07月11日(木) 映画『桃源郷の人々』2000年07月11日(火) 10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/28)
2008年07月11日(金) マタニティオレンジ310 「きー」ときどき「あれ?」2007年07月11日(水) マタニティオレンジ145 皆様のおかげの空の旅2004年07月11日(日) ヤニィーズ第7回公演『ニホンノミチ』2002年07月11日(木) 映画『桃源郷の人々』2000年07月11日(火) 10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/28)
<<<前の日記 次の日記>>>