2008年07月24日(木)  潜在意識?『7月24日通りのクリスマス』

監督とプロデューサーと週一回ペースで会って、映画の企画を練っている。昼過ぎから夕方まで、会っている時間の半分ぐらいは雑談に費やし、最近観た映画や昔観た映画の話になる。今日、どういう流れからか、わたしの口から『7月24日通りのクリスマス』の話題が出た。たまたま三人とも観ていたことがわかり、ヒロインの妄想に出て来て恋を応援するポルトガル人の父子は『アメリ』をやりたかったのかなあ、などと話した。

そのときは何も思わなかったのだけど、家に帰って、今日の日付が「7月24日」であることに気づいて、あらっと思った。『7月24日通りのクリスマス』が公開された2006年秋、わたしは六本木ヒルズのTOHOシネマのママズシアターでマタニティビクス仲間のレイコさんと子連れで観たのだけど、他に観た人がまわりにいなくて、それ以来、誰かとこの映画の話をしたことはなかった。ほぼ2年の間記憶の底に沈んでいたこの作品のことを今日思い出したのは偶然ではなく、無意識のうちに「7月24日」という情報が記憶野の深いところをかき回した結果なのかもしれない。「なんで、突然こんな話してるんだろ」と不思議に思うことがわたしはよくあるけれど、自分でも気づかないうちに記憶につながるスイッチが押されているんだろうなあと想像した。

2007年07月24日(火)  マタニティオレンジ150 自分一人の体じゃない
2000年07月24日(月)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/29)

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