誕生日とバレンタインデーがある2月は、甘いものがいつも以上にまわりにあふれ、今年もなんだかんだと口実をつけて食べている。この一か月で一年のスイーツ消費量の2割ぐらいを胃に納めている気がする。ケーキ三昧の誕生日の翌週はバレンタインデー。当日は、1月に初注文してはまってしまったイタリアンお取り寄せ、イルホウレンソウのガトーショコラ。バレンタイン限定のミステリーbox(いわゆるお楽しみ袋)に入っていたもの。いい材料を使っているのが感じられる、濃厚だけど重くない絶妙な味わい。翌15日は、ご近所仲間のK夫人と銀座へ出たついでに有楽町のイトシア2階でお茶。いくつかあるお店から選んだ『珈琲茶館 集』は、その名の通り、集うマダムたちで満席。500円のケーキはモンブランをチョイス。栗感たっぷりで、お皿についた栗も全部なめたいほど。500円でドリンクをつけられて、この場所にしてはリーズナブル。でも、やっぱりお茶はポットで飲みたい。その夜は、去年クッキーハウスを2軒建ててくれたミキさんが、「マラソンがんばってとバレンタインということで」と手作りクッキーとブラウニーを届けてくれる。素朴なクッキーはおなじみクッキーハウスの味。「ネスカフェこれでもかコレクション」のカップでお茶。イラストのお菓子の家のモデルは、ミキさんが娘のたまの11/12才の誕生日祝いに贈ってくれた夫婦合作のクッキーハウス。このカップで最初にお茶を飲む相手はミキさんと決めていた。東京マラソン当日の17日は、イルホウレンソウで別注文したガトーショコラ(1/2本 1100円)ひと切れに生クリームをかけて食べ、コンビニチョコでさらにパワー注入。「37年かけて大きくなった」という「大樹」の小枝に、同年代の親近感。小枝とかクランキーとか、パフの入ったチョコはわたし好み。18日には京都に住むメグさんから「遅くなったけど、誕生日とバレンタインデーおめでとう」のチョコチップパウンドケーキが1本到着。イルホウレンソウのガトショコとメグさんケーキを1切れずつ、たっぷり生クリームを添えて。これを2日続けて、ガトショコを食べ尽くしてしまった今日からは、メグさんケーキを厚切り。今週は確定申告で、慣れない数字と格闘中。いつにもましてブドウ糖が欠乏気味なので、ちょうどいい。一週間がかりで伝票を整理し、エクセルにすればいいのにワードで帳簿をつける。多少お金がかかっても税理士にお願いしたほうがいいんじゃないかと今年想うのだけど、いつもこの時期になると、ぽっかり仕事が空く時期ができて、まるで「今年の自分でやってみなさい」と言われている気になってしまう。たしかに、確定申告は、自分がどこからいくらいただいているか、自分が何ににどれだけかけているかを確認し、働いた一年を振り返る機会になる。源泉徴収票を打ち込みながら、「毎年取引先の数がふえている」ことを実感したり、仕事した人の顔を思い出したり。儀式みたいなものかなあと思ったりする。こういう時間を持つのは必要なことなのかもしれない、と自分を納得させて、今年も電卓をたたいている。へレン景気に沸いた2006年に比べると、2007年の収入は半分近くに減ったが、この一年に形になった脚本作品はゼロなのに収入があること自体が驚きで、収入の半分以上を占める著作権料のありがたみを感じる。親孝行な子どもたちの仕送りで食いつないでいる気分。昨年秋から脚本作りに関わった『アテンションプリーズスペシャル〜オーストラリア・シドニー編〜』の放送が4月3日に決まり、2006年10月公開の『天使の卵』以来約1年半ぶりに産後復帰第一作を発表できることにになった。これを皮切りに、止まっている企画にも弾みがついてほしい。お金が懐に入るのもうれしいけど、作品が世に出てこそ報われる。 2007年02月21日(水) 三島由紀夫レター教室2006年02月21日(火) 何かとツボにはまった映画『燃ゆるとき』2005年02月21日(月) 『逃亡者の掟』(人見安雄)2002年02月21日(木) 映画祭
2007年02月21日(水) 三島由紀夫レター教室2006年02月21日(火) 何かとツボにはまった映画『燃ゆるとき』2005年02月21日(月) 『逃亡者の掟』(人見安雄)2002年02月21日(木) 映画祭
<<<前の日記 次の日記>>>