運命の相手とは、場所を変え、時を変え、何度でも出会ってしまう。去年そんな出会いをしたのが、boofoowooの服。最初に知ったのはショッピングモールにある子供服のお店。きれいきれいなおりこうさんしていない古着っぽいデザインが目を引いた。それからというもの、友人の出産祝いを買うために子供服売り場を歩いていると、向こうからここにいるよと手を振るように目に飛び込んでくる。遊び心と主張があって、わたしがよく着ているEL RODEOの服にも通じる面白さがある。
去年の秋、打ち合わせへ向かおうと東銀座界隈を歩いていたら、にぎやかな色があふれるショーウィンドウがわたしを呼んでいて、惹かれるままに店に入って、「あ、あのブランドだ!」とうれしくなった。子供服のブランドだけど、わたしが着られる150センチ、160センチの大人サイズがあることもわかり、長袖のTシャツを買った。
12月に大阪に帰ったときには、最寄駅の高島屋に入っているお店に行った。子どもに着せるにはちょっといいお値段なので、娘のたまの普段着には手が出ないけれど、3足千円の靴下を発見。お値段も柄もかわいい上に、赤ちゃん靴下にはおなじみの足裏の滑り止めが足跡模様になっている芸の細かさ。脱げにくい長め丈(短いと、いつの間にか手を伸ばして脱いでしまい、行方不明になる)なのも気に入った。
そして今日、打ち合わせ帰りにまた銀座店をのぞくと、セール中。大人サイズのものをいくつか試着したところ、150センチのコート(黒地に色とりどりのボタン。色とりどりの毛糸ファーつき)とTシャツはパッツンパッツンだったのに、なぜか140センチのパーカーはぎりぎり入り、連れて帰る。30%オフで、5000円でおつりが来た。銀色のマーカーで落書きしたような太陽ときのこがたのしげ、めでたげ。
2007年01月12日(金) 『半島を出よ』(村上龍)
2002年01月12日(土) アボルファズル・ジャリリ