半年ぶりに前原星良ちゃんとせらママに会う。『パコダテ人』でぴまわり保°育園ぴよこ組のぷるたまゆちゃんを演じたときは幼稚園年長さんだった星良ちゃんは、いま6年生。小学校最後の夏休みのおまけの週末に、わが家に来てくれた。おとぼけぶりとおどけぶりがおちゃめな星良ちゃんのことをわたしは「小さなコメディエンヌ」と呼んでいたのだけれど、会わない間にぐんと背が伸びてしまっていた。あと数センチで追い抜かれてしまったら、「小さな」とは呼べなくなってしまう。でも、コメディエンヌぶりはあいかわらずで、バレエ仕込の身軽な手足をコミカルに動かし、絵本を読んだり、歌ったり踊ったり。1歳のたまも目が離せない様子。わたしと星良ちゃんよりも、星良ちゃんとたまのほうが年が近いわけで、若い者同士通じるものもあるのかもしれない。
好奇心いっぱいでお話上手できらきらと生きている星良ちゃんみたいなチャーミングな子に育って欲しいなあ、と会うたびに憧れてしまうのだけれど、そんな星良ちゃんが使っていたあれやこれやをどっさりおさがりでいただく。中学生のお姉ちゃんもその前に使っていたのかもしれないけれど、どれもとてもきれい。アルファベットのAからZがポケットになっていて、中にそれぞれのアルファベットで始まる物(APPLE、BALL、CARROTといった具合)が納まっているキルト細工は、26個のポケットの中身が全部揃っていた。「よくどれもなくならなかったものだわ」とせらままも感心していたけれど、大切に扱われていたのがうかがえる。愛子さまご愛用という「ぐりとぐらかるた」は、床一面に札を広げる動きが気に入り、たまは大興奮。小さな手をがちゃがちゃ動かし、歓声を上げて札をかき回していた。麻雀の牌も喜んでかきまぜそう。ぐりとぐらの絵本、原由子さんが歌う「ねこくん」のビデオもいただく。
ビデオといえば、星良ちゃんのバレエの発表会の模様をDVDで拝見。赤と黒のカルメンな衣装にばっちりメイクで大人っぽい星良ちゃんが爪先立ちで足をぴんと上げると、場内からは見事な180度開脚にどよめき。「あ!」と画面を指差すたまも興味津々。「わたしもやりたい!」と訴えていたのかな。パパママゆずりで手足短めずんぐりむっくり体型のたまは、白鳥というよりあひるやヒヨコが似合いそうで、あまりバレエ向きではないかもしれない。でも、わたしに似たのか、体を動かすこと、踊ることは好きなよう。
おさがりのほかに、「これは誕生日プレゼント」といただいたのは、Shinzi Katohというイラストレーターさんの食器とタオル。色使いといいイラストのタッチといい、品のあるかわいらしさに一目惚れしてしまう。「わたしも大好きなの」とせらまま。サイトに行ってみると、ランチョンマットやらマグカップやらこれまた素敵。裁縫は苦手なのに、リネンテープやくるみボタン(てんとう虫が秀逸!)にも魅せられて、抜け出られなくなってしまった。
2004年09月02日(木) 「とめます」と「やめます」
2002年09月02日(月) My pleasure!(よろこんで!)