7月に二人目の女の子が産まれた大学の同級生夫妻の一家と新宿三丁目の東京大飯店で飲茶ランチ。ここは子ども用椅子もあるし、おむつ替えシートもあるし、飲茶のワゴンが行き交って適度にがやがやしているので、子連れには打ってつけ。今日は初めてお会いする同窓で来月に第二子出産を控える夫妻の一家が加わり、総勢大人六人、子ども二人、乳児二人、おなかの中に一人というにぎやかな円卓となった。飲茶は大勢でつつきあうのが楽しい。
学生時代を過ごした京都の話題になり、懐かしい定食屋や喫茶店の名前を挙げながら、どの辺りに下宿していたかを説明しあう。「そういえば、あれ読んだ?」と『鴨川ホルモー』と『夜は短し歩けよ乙女』のタイトルが挙がる。どちらも京都が舞台の青春もの。わたしは、あちこちで激賞されていた『鴨川ホルモー』を楽しく読んだばかりだけど、『夜は〜』も傑作なのだそう。自分が知っている地名が出てくる物語には親近感が湧くし、ましてや青春ものとなれば、自分の甘酸っぱい思い出と重ねて、それだけで点が甘くなってしまう。でも、どちらもよく売れているということは、京都に土地勘や思い入れがない人にも支持されているらしい。「京都と青春は相性がよろしい」のかもしれない。
2005年04月14日(木) マシュー・ボーンの『白鳥の湖』
2002年04月14日(日) おさかな天国