娘のたまと初めて一緒に迎えるお正月。わたしの実家、大阪の今井家の正月は年々カジュアル化が進んでいるが、東京のダンナの実家では、日本らしいお正月を味わえる。まずはお屠蘇でご挨拶。松に見立てた昆布、竹に見立てたするめ、梅干し、松竹梅のおめでたさを口に含み、お屠蘇の杯にひと口つけて、「あけましておめでとうございます」と一同に恭しく頭を下げる。これを一人ずつ順にやる。生後4か月のたまも小さな手に昆布をのせてもらい、口に運ぶ真似。と、いきなり舌を出して昆布をペロペロ。刺激に驚くかと思ったら、にっこり笑って上機嫌。「お、喜んでる」「よろコンブだ」「ビデオビデオ!」と大人たちも大喜び。お食い初めの鯛の塩味も気に入っていたし、この子は酒飲みになるかもしれないねと笑いあう。赤ちゃんがいると、ハレの日がいっそうおめでたくなる。
挨拶を済ませると、おせち料理とお雑煮。お宮参りのときに明治神宮でいただいたお食い初め用の盆と汁椀に、たまの分も盛り付ける。お雑煮は「器が小さいから赤ちゃんサイズに切りましょう」と人参もゴボウもお餅も小さくする。大人用と並べると、ミニチュアのようなかわいらしさ。でも、単独で写真に撮ると、比較材料がなくて、なんだか普通になってしまって残念。離乳食さえ初めていないたまはもちろん見てるだけ。「あなたは母乳の分もあるから、どんどん食べていいのよ」と乗せられ、たまの分は責任持ってわたしが平らげる。来年は、たまも歯が生え揃い、一緒に食べられるだろうか。
2006年01月01日(日) いいことありそな初日の出
2005年01月01日(土) 英国旅行6日目 嵐とプリンと美女と野獣
2003年01月01日(水) 2003年の初仕事
2002年01月01日(火) 幸先
1999年01月01日(金) テスト