マタニティビクス&ヨガでは気の合うママ仲間に恵まれた。妊娠期間を踊って過ごそうという発想からして相通ずるものがある。体を動かしたり人と会ったりするのが好きな人たちなので、大イベントの出産が終わり、育児に慣れ始めると、「体なまっちゃったよ〜」「出かけたくてうずうず〜」とメールが飛び交い、「いつから再開する?」の話題に。マタニティビクス&ヨガをやってる教室では産後のクラスもあり、そちらは一か月検診で経過順調であれば参加できる。
わたしは産後50日目の今日、再開することに。ママ仲間との再会を喜び合い、お互いの赤ちゃんを紹介。たまがおなかの中にいたときに60回通ったので、「ただいまだよ」と言うと、デジャヴなのか気のせいなのか、たまは懐かしそうな顔で鏡張りの部屋を見渡した。
今日はママ&ベビーヨガのクラス。まずは赤ちゃんを抱いて皆さんにご挨拶してから、赤ちゃんをマットに寝かせてマッサージ。ママの柔軟と骨盤のゆがみを整えるポーズを行いながら、赤ちゃんも柔軟とポーズ。ママの腕をブランコ代わりにして赤ちゃんをぶら下げ、前後左右に揺らす「蝶のポーズ」(股関節を鍛える動きらしい)や、うつぶせにした赤ちゃんの胃腸をてのひらでおさえながら空を飛ばせるポーズ(片方の腕で脇の下を支え、もう一方の腕を股の間にはさんでがっちりガード)など、新生児からけっこうダイナミックな動き。「え、こんなに大胆なことして大丈夫?」とおっかなびっくり、でも赤ちゃんたちはごきげん。空飛ぶポーズは夕方のぐずり泣きに効果大ということで早速帰って試してみたら、ぴたりと泣き止んだ。
教室の後はお弁当を買って、近所に住んでいるママのお宅へ。出産武勇伝を語り合い、母乳、おむつ、ダンナ、じいじばあばの「こっちはこうだけど、そっちはどう?」話をしていたら、あっという間に4時間。話していて気づいたのは、ときどき単語が出てこなくなること。軽い失語症のような状態。赤ちゃんと二人きりの時間が長いと言葉が失われていくのかな、気をつけなきゃねと話す。ママたちが積もる話に花を咲かせる間、赤ちゃんたちは座布団を布団代わりにお昼寝。「ちょっと前までみんなおなかの中にいたのに、今こうして並んでいるなんて不思議だね」「寝相にも個性が出てるね」とのぞきこみ、写真を撮っていると、同時に泣き出し、おっぱいタイム。起きている時間は手を差し伸べあったりして、赤ちゃん同士交信しているよう。「わたしたちだけじゃなくて、赤ちゃんもコミュニケーションを求めてるよね」とうなずきあう。ママたちに似たのかも。
2005年10月11日(火) ユーロスペースで映画ハシゴ
2003年10月11日(土) わたしを刺激してください