ママズクラブシアター1回目は哺乳瓶を忘れてしまい、母乳工場直送ミルクを送り込んで、たまを泣き止ませた。映画館でおっぱいを出す日が来ようとは我ながらびっくりだけど、泣いてる子を黙らせるほうが先決なのだった。出産した途端、おっぱいはバストではなく食糧庫となる。ミルク内蔵哺乳瓶を体にくっつけている感じ。でも、この感覚は万人には理解されないだろう。わたしだって、出産前は目の前で授乳を始められるとドギマギした。ママズクラブシアター2回目の一昨日は、哺乳瓶を持参。人前では、やはりこちらのほうがスマート。
外出先で粉ミルクをあげるときは、1)湯冷ましの入った魔法瓶 2)煮沸消毒済み哺乳瓶 3)缶からラップに移して包んだ1回分の粉ミルクの3点セットを持って行ってたのだけど、「湯冷ましを入れた哺乳瓶を保温ケースに入れればかさばらない」「ミルクは湿気やすいので、1回分ずつ分包したタイプが便利」とママ仲間情報。
ところで、「うちの子はおっぱいでなきゃダメ」「哺乳瓶をイヤがる」「粉ミルクの味が嫌い」という声をよく聞く。落ち着いてきた生後2か月頃に、さあ預けて出かけようと思ったら、哺乳瓶&粉ミルクを受け付けないので預けられないというケースが多く、「早いうちに慣れさせたほうがいいよ」と先輩ママたちにアドバイスされていた。ところが、助産院では「1か月までは哺乳瓶は我慢して」という指導。哺乳瓶の乳首はラクに吸えるので、赤ちゃんが変な吸い方を覚えるというのがその理由。母乳に湯冷ましを足して飲ませるときは、コップで飲ませるように哺乳瓶の縁に口をつけて飲み込ませていた(新生児からこの飲み方ができることにはびっくり)。間を取って、わたしは生後3週間になると哺乳瓶で母乳を飲ませて感触を教え、生後1か月から粉ミルクの味を覚えさせた。違いがわかっているのかいないのか、たまは母乳工場のミルクも哺乳瓶のミルクもゴクゴクと夢中で飲んでいる。
打ち合わせなどで預けるときの他、自宅にお客さんが来たときも哺乳瓶の出番。粉ミルクは腹持ちがいいのでよく寝てくれる。その間にゆっくり会話と食事とひさしぶりのお酒を楽しむ。母乳100%にこだわると、母親の行動範囲はかなり限られるし、それがストレスにもなる。ときどき本社工場を休ませて出張所にお願いする気持ちで粉ミルク&哺乳瓶に頼ると、母乳の安定供給にもつながるように思う。
乳首といえば、友人のサトちゃんユキちゃん夫妻の紹介で知り合ったニューヨーク在住の台湾人芸術家・林世宝(りんせいほう)さんのクリスマスLOVEツリープロジェクトは、母と子をつなぐ愛の形、哺乳瓶やしおゃぶりの乳首でクリスマスツリーを作るという発想がユニーク。「材料を集めるところから制作活動は始まっている」と言う林さん、これまでにもペニー硬貨や使用済みのペンでオブジェを作ってきたが、今回寄せられた乳首はなんと20万個(内訳は米国約10万、台湾・中国・香港約8万、日本2万強)! クリスマスの完成に向けて、現在福岡にてツリーに変身中。その模様はブログで見られる。
2005年10月07日(金) 国民行事アンケート「国勢調査」の行方