2005年12月20日(火)  シナリオ作家協会の忘年会

シナリオ作家協会の忘年会へ。脚本家の知人友人が数えるほどしかいないので、こういう集まりに顔を出すときは、いつもドキドキする。行ってしまえば何とかなるものだけど。今年は作協のシナリオ講座で教えている教え子さんも来るというし、『子ぎつねヘレン』『天使の卵』のプロデューサーの榎望さんもいらっしゃるというので、ちょっと心強い。でも行ってみると、すごい人、人、人。なのに照明が暗くて、知り合いを見つけるのはひと苦労。去年までは日比谷の松本楼が会場だったのだけど、今年は新理事長・西岡琢也氏就任の年ということもあり、銀座のマイハンブルハウストーキョーというライブハウスに場所を移しての開催。物珍しさもあってか、例年以上に人が集まったよう。

薄暗い会場を回遊していると、ぽつりぽつりと懐かしい顔を見つける。デビューする前に函館の映画祭でお会いした小川智子さんは、シナリオコンクールで受賞したわたしの作品を読んで「面白かった」と励ましてくれた人。その言葉がとてもうれしくて、書き続ける力になった。「フリーになりました」と報告したら、「あなたなら大丈夫」とまた力づけていただく。パコダテ人を観て直接連絡をくれて以来のおつきあいの森岡利行さんは、監督・脚本作品『問題のない私たち』で銀幕デビューした沢尻エリカさんが『天使の卵』出演と聞いて喜んでくださった。

勤めていた会社の先輩の友人で映画評論家の小張アキ子さんとも再会。小張さんの紹介で、ずっと気になっていた小松與志子さんにやっと会えた。映画『宣戦布告』『油断大敵』ラジオドラマ『カーン』『奇跡の星』など、手がけた脚本も素晴しいけれど、ご本人もとても人あたりのやわらかい素敵な人だった。

理事長の西岡琢也氏には榎さんに紹介していただく。『新しい朝が来た〜8月15日のラジオ体操』『陽はまた昇る』など、印象に残る脚本を手がけられている大先輩を前に緊張したけれど、物腰はとてもやわらかくて気さくな方だった。

さらに今夜の収穫は、2005年最も感銘を受けた作品のひとつ『いつか読書する日』の監督・緒方明氏、脚本・青木研次氏、プロデューサー・追分史朗氏の三氏にお会いできたこと。直接感想を伝えられて、よかった。

2003年12月20日(土)  SLばんえつ物語X’masの旅 1日目:山都〜鹿瀬
2002年12月20日(金)  生爪様
2001年12月20日(木)  幸せの粒

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