2004年02月07日(土)  二人芝居『動物園物語』

■西武新宿線「野方」駅ではじめて下車。目的地は、駅から7分ほど歩いた住宅街の一角にある民家を改造した稽古場。そこで上演された大蔵省・瀬川亮の二人芝居『動物園物語』を前田哲監督と観る。公園のベンチで静かに本を読んでいる男(大蔵省)に見知らぬ若者(瀬川亮)が話しかけてきて、男の心穏やかな午後のひとときは思いがけない方向に。今の時代、ほんとにいきなりとんでもないことに巻き込まれるので、この設定にはリアリティがある。原作はイギリスの古い戯曲ということで、台詞回しにも時代を感じたけれど、舞台を現代の日本に変えたらもっと面白くなりそう。観客は役者仲間らしき人が多いと見えて、皆熱心に見入っていた。瀬川亮君は下北沢の小劇場で出演中に「超星神グランセイザー」の監督・スタッフの目に留まり、主演に抜擢されたのだそう。大蔵省君にもそんな出会いがありますように。

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