2004年01月24日(土)  映画『LAST SAMURAI』

ラストサムライチラシ■2週間前にふられた丸の内ピカデリー1で、ついに「ラストサムライ」を見る。あいかわらずすごい人気で、30分前に着いて、前から2列目。かぶりつきで見たせいか、戦闘シーンは酔いそうな迫力だった。一体いくらかければあんな絵が撮れるのだろう…と考えると、眩暈もした。ソロバンをはじいているようでは感情移入が足りない、と言われそうだけど。ストーリー展開はさすがハリウッドで、キャラクターの作りこみや配置は勉強になった。最後まで圧倒され続けて見たのだけど、迫力の映像よりも、言葉のやりとりに心惹かれるものが多かった。桜の下で交わすしみじみした会話や、ラストの「Tell me how he died」「I tell you how he lived」は、じわりとにじむように良かった。日本を題材にしたハリウッド映画で、ここまで真面目に日本を描いた作品は知らないし、日本人が撮るよりも日本らしい作品に仕上がっているように思った。時代考証をうんぬんする人は多いと聞くけれど、spiritに過去も未来もないし、立ち止まってwhere we came fromを考えるのも大事なことだよね。なんてことを、アメリカのほうばかり向いている日本人がアメリカ映画に教えられるところが、この作品のいちばん面白いところかもしれない。

◆作品を観てから半年後、友人が書いたトム・クルーズあての手紙を翻訳することに。>>>2004年7月6日の日記

2002年01月24日(木)  主婦モード

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