2004年01月02日(金)  金持ちよりも人持ち

■夕方にダンナの母と弟夫妻が来るので、朝から必死で大掃除。年末まで仕事だったので、今ごろ汗(冷や汗?)をかく羽目に。乾いたきり投げていた洗濯物の山を崩し、古新聞の山に取りかかる。使えそうな記事を切り抜き、心引かれた部分に蛍光ペンを引き、ファイルに分類する。ザッザッとこなしているつもりでも、結構時間がかかる。「金持ちよりも人持ち、友持ち」という言葉を見つけ、新年の抱負はこれで決まり。■ピンポーンと義母が到着したときは、片付く一歩手前の「捨てる物捨てない物ごちゃまぜ状態」。「いいわよ家族なんだから気にしないで」とおおらかに言いつつ、あれやこれやを投げこんだ『開かずの間』をちゃっかり開けて、「まあ!」と驚いていた。ダンナは新年会。義母と義弟夫妻とわたしで1時間ほどのんびりお茶をし、他愛ない話をして過ごす。「あのサンタクロース、えらい薄汚れてますねえ」。東京育ちだが大学から関西にいる義弟は関西弁で話す。「アメリカいたときのクリスマスにもらったから、もう18年洗ってないことになるわね」と大阪育ちのわたしは標準語アクセントで不思議な逆転現象。サンタさんの垢落としをしなくては。サンタで思い出したが、年末に会社の後輩コピーライターに雪だるまの姿をしたミルク泡立て器をもらったので、今日カフェオレ用のフォームミルクを作るのにデビューさせた。乾電池を入れ、スイッチONにすると、ウィーン。なかなかしっかり泡が立つ。■夜、「向田邦子の恋文」ドラマを観る。恋人のもとへ足しげく通う邦子に恋人が「仕事に障るのでは」と心配すると、「ここに来なきゃ一行だって書けないんだから!」と言い返す台詞が良かった。この人も、好きな人から、書く力をもらっていたんだな。■今年も、金持ちよりも人持ちでいたい。その人たちに力をもらって、作品を書いていきたい、と思う。

2002年01月02日(水)  パワーの源

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