■会社の仕事が少し楽になったので、9月後半は充電期間と名づけていろんなとこへ出かけている。気になっていたカフェに行ったり、芝居を観たり、映画もせっせと見ている。今日はブルース・ウィルス主演最新作「ティアーズ・オブ・ザ・サン」の試写会(一般試写は国内初)の後、有楽町のシネ・ラセットで遅まきながら「デブラ・ウィンガーを探して」。ティアーズ〜のほうは、現代のアメリカを象徴しているような作品。力を力でねじ伏せる、血を血で洗うことが正当化されているようで、後味が悪かった。暴力はいけないが、暴力を封じる力は何をしても許されるのだろうか。デブラ・ウィンガーはいろんな人から聞きかじりすぎて新鮮味がなくなっているかなと心配したけど、女優さんたちの生の言葉が想像以上にリアリティがあって、共感できた。ハリウッド女優が考えていることと自分が考えていることがルックスほどはかけ離れていないんだとわかり、雲の上の彼女たちが少し近く感じられた。ハリウッド映画を見る目が少し変わりそう。■先週シネスイッチ銀座で見た「名もなきアフリカの地で」はナチの迫害を逃れてアフリカに移住したドイツ人一家の物語。前評判が高すぎて期待が最大値になっていたので、その割には…と評価は目減りした(アフリカに不満たらたらの妻の気持ちがわからない)けれど、少女と現地の賄い人との交流は微笑ましく、彼女の目線で全編を見れば愛せる作品だった。
2002年09月26日(木) ジャンバラヤ
2001年09月26日(水) パコダテ人ロケ4 キーワード:涙