元同僚(会社にいたときはトランスレーターだった)のイラストレーター三宅麻衣の個展へ。毎回違った切り口でミヤケマイワールドを展開してくれる彼女、前回は「Love」をテーマに「Jazz」との組合せ(絵の前でそれぞれの世界に合ったジャズナンバーを聴ける)で楽しませてくれたけど、今回は「夏」をテーマに「表具」ときた。場所は猫の個展で知られる銀座のギャラリーボザール・ミュー(銀座7-5-15 銀座蒲田ビル4階 03-3571-0946)。三宅麻衣の描く猫たちは各々にキャラクターが感じられ、絵の中で何かをしでかしてくれるのが面白い。蜂に止まられて困っている猫、船を漕ぐけなげな猫、シャボン玉とじゃれる猫……。一枚の絵の中にちゃんと時間が流れているので、しばらく絵の前に立ち止まり、そこにある物語を味わってしまう。テーマの「夏」にちなんで西瓜やら風鈴やら船やら金魚鉢やら涼しげなモチーフが猫と絡んでいるのだが、「猫といえばコタツ」の連想を改めさせられるほど、夏と猫はよくお似合いで、愛らしいのだった。一枚ごとに絵に合わせて施された表装も見事。「布は自分で選んだのよ」と麻衣さん。わたしがいちばん気に入った「スーパーボール」(上段右から2つめ)には透明プラスティックの中にスーパーボールを詰めたもの(上段右端)があしらわれていた。「招福招財」(上段右から3つめ)もお気に入り。「みんな自分に似た雰囲気の絵を選ぶのよ」と麻衣さん。毎回売り切れ続出の彼女の個展、今回もすでに半数以上に「里親」が決まっていた。個展は12日まで開催。11日は19時、12日は17時まで。一見の価値あり。ほぼ全日会場にいる三宅麻衣も、大画伯になる前に会っておく価値あり。 2002年07月10日(水) 『朝2時起きで、なんでもできる!』(枝廣淳子)2000年07月10日(月) 10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/28)
2002年07月10日(水) 『朝2時起きで、なんでもできる!』(枝廣淳子)2000年07月10日(月) 10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/28)
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