■夕方、携帯が鳴る。「もしもし、今日いっしょにおかいもの行ける?」とかわいい声は、「パコダテ人」の名子役、前原星良ちゃん。去年の多摩シネマ(映画祭)のときに星良ちゃんが着ていたハートつきピンクワンピがとてもわたし好みだったので「カワイイ」を連発していたら、「じゃあ今井さん、こんど一緒にお店行きます?」と星良ママが言ってくれ、今日のお買い物が実現。JJよりもニコラにときめくわたしだけど、小学一年生と服選びをすることになるとは、行くとこまで行ってしまった感じ。■池袋西武7階に着くと、クラクラするような色の洪水。そうか、わたしが来るべき階はここだったのか!と血が騒ぎだす。星良ちゃん&ママと合流し、まずは星良ちゃんのお気に入りの店「ラメール」へ。ここは、いろんな国の子ども服を集めたセレクトショップ。すそに真っ赤なハートがいっぱいついたスペインのジーンズはキツすぎて断念。「この店でいちばん大きな服を!」をリクエストすると、「12歳用150センチ」のワンピースを出してきてくれた。ハートがついていて色もきれい。星良ちゃんは「エプロンみたいだよー」を連発。バーゲンで30%引きになっていたのでお買い上げ。ハートジーンズもハートワンピもスペインのAgatha Ruiz de la Prada(アガタルイス・デ・ラ・プラダ)の服。サイトもハートいっぱいでとってもラブリー。■続いて前々からすごーく気になっていたナルミヤの服を攻める。「エンジェルブルーもかわいいけど、メゾピアノの色攻撃もステキ!」とはしゃいでいると、「メゾピアノはエンジェルブルーよりもさらに年下向けよ」と星良ママ。はたから見るとわが子の服を選ぶママ同士なのだけど、ジーンズをにぎりしめて試着室に入っていくわたしを見るママたちの目は「!?」になっていた。クッキーの刺繍がずらっと並んだカーキ色パンツはパツパツで見苦しい感じ。「他のもはいてみます?」とやんわりダメ出しする店員のお姉さん。代わりにはいてみた星いっぱいジーンズが思いのほかピッタリ。足も心なしか長く見えて、「これにします!」。子ども服なのに160センチ用。今どきの子どもって……。一人じゃひるんでしまう子ども服売場だけど、星良ちゃんを盾に堂々と突き進むことができて、たのしいお買い物となった。■「子ども服買ってくる!」と出かける妻をウンザリした顔で見送っていたダンナは、買ってきた2着を見て、「なんだ、いつもよりマトモじゃないか」。
2002年07月06日(土) とんかつ茶漬け
2000年07月06日(木) 10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/29)