スカビオサ。
いつか消える私から私へ。
私が恐れながら愛していた全ての色へ。
嘘と私を込めて。

2002年05月21日(火) 自殺未遂。私は死にぞこない。

今日は学校を早退した。
家に着いたら、白がいて、すり寄ってきたから、おやつをあげた。
次に私が自分の部屋へ行き、愛用のトーンカッターを机がら取り出してきた。
そのまま洗面所へ。
腕を切った。
そして水に腕を当てた。
たくさんたくさん切ったの。
水には血が流れた。
傷はくっつかなかった。
肘から下は血で真っ赤っか。
皮膚の色など一欠片も見えず。
死にたいと、死にたいと、死にたいと。
懸命に切った。
隙間が見えないほど。
でもねえ、いくら切って、いくら血を流しても
死ねなかったの。
それどころか、気が遠くなることすらなかった。
涙も出なかったし。
悔しくって、ひたすら皮膚を切り裂いたの。
でも。
死ねなかった。
何であんなにも血を流したのに。
ダメなの?
電車に轢かれれば確実に死ねるでしょう。
人なんて弱い生き物だから。
なのに何故死にたいと想う今簡単に死ぬことができないのですか。
何で?
こんなトコロに居るの。


今はかなりの貧血ぎみ。
そして腕をのばせば傷が開いて、また血が流れる。
でも生きてるの。
でも生きてるの。
望んでもないのに生きてる。

近くは駅。
死ぬ事なんて容易い。
飛び降りで死ねるほど高いビルはこの辺りにはないけど。
確実に死ぬ方法はある。

それでも
そうしようとは想っていないの。
ワカラナイ。
やっぱり今日も2人の私が相反して頭がごちゃごちゃしてる。
死にたいの。
死にたくないの。
ねえ、どっちなの私。
はっきりしてよ。
もうやだよ。
はっきりしてよ。
何で私は今死んでいないの。



どうせ。
明日になれば全てが元通り。
普通に起きて。
ご飯食べて。
学校にもいくだろう。
まだやめてないピアノにも行く。
みんなに笑顔でごあいさつ。




腕からはいつもにも増して鉄の臭いがした。
錆び付いた臭い。


 *以前の。  *目次。  *次は。


遠莉。 [MAIL]

My追加
日記リンク