雨上がり。秋深い明治神宮。 雨上がりのせいか空気が澄んでいて それでいてちょっと霧がたちこめていて、 薄暗い森という感じの参道は、神聖な雰囲気が漂っていた。
原宿側の賑わいからは想像もつかない静けさが、ここにある。 原宿のブラームスどおりの静けさも気に入っているけど ここも好き。
午前中雨だったせいか 外国からの観光客はちらほら程度だ。
全身ブラックづくめの外国人カップルが 参道の下をながれる川の写真を撮っていた。
橋の下に見える暗い湿地にレンズを向けてるけど ほそぼそと流れ、少し異臭もするだろう川のどこに 写真に収めるほどの心に響くものがあるんだろう・・・ このジメった感じが日本独のものなんだろうか?
不思議に思いながら彼らをやり過ごし、 小砂利の参道をとぼとぼ歩く。 ゆっくり歩いて、なんとか御社殿まで辿り着いた。
せっかくだから参拝しようと、書かれている願い事のリストを読むと 最初に書かれていたものはなんと、「天皇弥栄(いやさか)」。 さすが明治神宮・・・。
関心して参拝をすませ、西参道を歩く。 紅葉を期待したけど、今年の紅葉は紅色というより黄色みたい。
でも、紅じゃなくても黄色に色づくことで 季節の移り変わりを教えてくれていることには変わりない。
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