そんな男に興味があるなんて 2003年11月04日(火) |
シーツの色を変えた。バーガンディ。 ワインの暗紅色を思わせる色。
目が覚めたとき、まだ酔っていそうな、そんな色。 夢から覚めない色。幻想から覚醒しない色だ。
カーテンを開け窓の外を見る。 半分ほど紅葉した街路樹の葉。
赤い目で空を見上げても 空の色は変わらず、薄く青い。
数日の間、わたしは何も言わなくなった。
わたしと反対に甘美な哀愁男は わたしより喋るようになったみたい。
泊り込みで徹夜仕事があったとか 週末の予定とか・・・・
「連休の予定はなしっ」と彼。
そう、と返事したまま黙るわたし。
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