潮風に・・・deja vu 2003年07月23日(水) |
(昨日の日記の続きです。)
「人間は、他の人には想像が出来ないものを覚えている。」
わたしが生涯反芻するだろう、そのシーンは もう何年も前に、誰もいない6月の海に、 父と母、わたしの3人で行ったときの思い出。
母が海辺のパラソルの下に座っていて、 父が母をカメラにおさめているシーン。
わたしは、少し離れたところで、ふたりを眺めていたっけ。
遠くに見える水平線を背にして、 水色のパラソルの下にいる母は、とても美しかった。
身内を撮らないカメラマン役の父も、 さすがに写真に撮るぐらいだったから・・・
というか、母はとても美しい。 父は年取ったいまでも面食いで、美人以外は女に数えていない・・・(はぁ わたしは母似ではないので、父はひどく残念がっている様子で・・・。 (ひどい、自分の遺伝子のせいなのにと思う)
夏の日、だれもいない海辺に、 砂浜に残ったままのパラソルを見るたびに この懐かしい記憶がよみがえる。
わたしは、あのシーンに再び自分をプレイバックさせ、
|